KISS OF LIFE、新曲「Sticky」が話題沸騰中!“私たちにしては珍しい“清涼”コンセプトです”

2024年07月14日 14:30

KISS OF LIFEが、“怪物新人”として大きな存在感を見せつけている。

ソウル広津(クァンジン)区の某所では最近、KISS OF LIFEのニューデジタルシングル「Sticky」のリリース記念インタビューが行われた。

昨年7月に1stミニアルバム「KISS OF LIFE」をリリースしてデビューした彼女たちは、新人らしからぬクオリティの高いパフォーマンスで一躍有名に。デビュー直後から韓国内外の主要音楽チャートでストリーミングの再生回数1億回超えを記録し、今年4月にリリースした「Midas Touch」は米ビルボードの「グローバル200」チャートにランクインするなど、熱い人気がとどまることを知らない。

1日には、デジタルシングル「Sticky」をリリース。KISS OF LIFEにしか成しえない自由で眩しい夏の日常を表現し、ファンから好評を得ている。

JULIEは「Midas Touch」以降約3ヶ月ぶりとなった新曲のリリースについて、「短い期間ともいえる準備期間の中でリリースしたデジタルシングルですが、KISS OF LIFEらしい曲を届けたいという思いがありました。楽しみながら情熱を込めて、幸せな気持ちで準備しました」と感想を伝えた。

BELLEもまた「今年の夏のカムバックは、いつにもまして全員が貪欲にエキサイティングに準備しました」と明らかにした。

「Sticky」は、アフロビートジャンルの強みを生かした清涼感あふれるボーカルと、グルーヴ感あふれるパフォーマンスが魅力的な仕上がりとなっている。一方で、収録曲「Te Quireo」は、夏の夜ならではの熱い盛り上がりを感じさせるラテン調のメロディーが印象的だ。

夏を感じさせるという共通点はあるが、2曲のイメージはまったく異なる。BELLEは、そんな中で「Sticky」をタイトル曲に採用した理由について「メンバーたちとも、会社ともたくさん悩みました」と明らかに。「『Sticky』は、日中の炎天下で太陽の光が燦々と降り注ぐイメージで、『Te Quireo』は熱い夏の夜の夢を連想させます。2つの曲のイメージを照らし合わせてより自分たちが届けたいものを、と悩んだ末に『Sticky』に決めました」と説明した。

彼女はさらに、「これまではガールクラッシュ(女性から見てもカッコいい女性)なイメージが大きかったと思いますが、今回はもう少し清涼感のある、自然な笑顔で楽しく明るく歌うKISS OF LIFEの姿をお見せしたかったんです」と振り返った。

「メンバー全員が、『Sticky』をタイトル曲にしたいと思っていたんです」と切り出したのは、NATTY。「私たちの得意ジャンルでもあるアフロビートをいつかは披露したいと思っていて、パフォーマンスも見てもらえれば完璧だと思いました」と自信感を表した。

これまでとひと味違う魅力を表現するために、メンバーたちもイメージチェンジを試みたという。

HANEULは「健康的な美しさをアピールするために、メンバー全員でたくさん体を動かしました。海外スケジュールの時もジムに行って体型管理をしました」と明らかにした。

BELLEは、「爽やかな夏のイメージに合わせて、NATTY姉さんはショートヘアにして、JULIE姉さんはヘアカラーをオレンジ色にしました。そして、私はアッシュベージュに染めて前髪を作りました。HANEULは、清純な魅力を生かすためにストレートのロングヘアにしました」とそれぞれの変化について説明した。

夏にカムバックする多くのアーティストは“清涼感”をコンセプトに掲げるが、KISS OF LIFEが表現する清涼感は唯一無二の雰囲気を持っている。

これについてJULIEは「今までオールドスクール・ヒップホップとR&Bをベースにやってきたので、今回も海外に対する理解度があってこそ実現するバイブスというか……爽やかさの中でもKISS OF LIFEならではのカラーを引き出せるよう心掛けました」と説明。「パフォーマンス的な部分もそうですが、海外アーティストの影響を受けているという点を踏まえて研究しながら挑戦的なこともたくさんしました」と語った。

NATTYもまた、「純粋で明るい清涼感とは少し異なる、KISS OF LIFEならではの爽やかさを見せたかったんです。健康美を感じさせるけど、そこから女性らしさも感じるような仕上がりになったと思います」と伝えた。

パワフルでカリスマ性あふれるパフォーマンスで反響を得たグループであるだけに、従来のコンセプトを一度脱ぎ捨てることに不安もあったに違いない。

「負担は感じなかったですし、それを感じないように努力していると言えます」と切り出したBELLEは、「たくさんの方々にもう少し多様で新鮮な姿をお見せして、私たちの実力を再び実感してもらいたいと思っています」と意気込んだ。

彼女はさらに、「今回のサマーソングでは、これまで見せたことのない明るい一面をお見せしようと思いました。歌い方に関しても、こんなに爽やかに歌えるんだと感じていただけると思います」と自信に満ちた様子も見せた。

ポーランドのワルシャワで撮影されたミュージックビデオも、多くのファンから反響を得ている。

NATTYは、「実際に撮影したモニターを見ながら、『全員が一緒に綺麗な雰囲気を表現するのは初めてだね』という話をしました。それぞれが持つ個性が今回の歌ににじみ出ているようで、このコンセプトも良く似合っているなと思いました」とコメント。「ファンの方々が私たちのことをいつも“ホットガール”と呼んでくれるのですが、海外のダンサーの方々と一緒に撮影してみて本場の“ホットガール”とはどういうものか、そのバイブスや文化などに触れてたくさん学びました。そういったこともあって、より自信を持って楽曲のムードを出せるようになった気がします」と振り返った。

BELLEとHANEULも、「トゥワーキング(低くしゃがんだ体制でお尻を動かす振付)にも初めて挑戦しました。他の曲でも骨盤を使った振付がかなり多いので、ウェーブなどのおなじみの振付も入れています」と付け加えた。

カムバックと共に、韓国で夏の風物詩ともされている音楽フェスティバル「WATERBOMB」の出演も決定したKISS OF LIFE。今後も多彩なステージで、韓国にとどまらずグローバルな活躍をしたいという。

NATTYは「『WATERBOMB』は振付を徹底するというより、観客の皆さんと楽しく過ごすことを意識して準備しました」と説明し、「今後は『コーチェラ』のステージにも立ちたいし、ビルボードの『HOT100』にもランクインしたいです。授賞式も今後たくさん開催されますが、そこで新人賞からステップアップした大きな賞をいただきたいとも思います」と意欲を見せた。

JULIEは「『WATERBOMB』は本当に出演してみたかった音楽フェスなので、本当に嬉しかったです」と感想を伝えた。さらに、「これから『Sticky』の活動を通して、ファンの皆さんと一緒に楽しめるようなステージにたくさん立ちたいです。ファンの皆さんが『本当に幸せそうにパフォーマンスをする』と言ってくださるのが本当に嬉しいので、今回の活動でもそう思っていただければ幸いです。一緒に楽しい夏にしたいです」とファンへの愛情も語った。

BELLEは、「海外のファンの皆さんにあまりお会いすることができなかったので、今は海外ツアーが大きな夢です」と伝えた。

KISS OF LIFEは中小規模の芸能事務所からデビューしたが、大手芸能事務所に劣らないブランディングと高い実力で注目を集めた。

JULIEはこれに関して、「中小規模なので大変かもしれないということは自分でも理解していて、最近は知名度が高くなってきて安心しているところです。もともと、私たちがやりたい音楽を地道に突き詰めていけば、いつか結果はついてくるという気持ちでいました。それが今ではこんなに大きな関心と愛を頂けて、本当にありがたいです」と語り、「中小規模の会社で良い結果を出しているグループ、という話を聞くたびに泣きそうになります。より多くのことを成し遂げたいと思いますし、良い刺激になります」と付け加えた。

JYPエンターテインメントの練習生としてTWICEを輩出したオーディション番組「SIXTEEN」でその名を知らせ、その後もMnetオーディション番組「アイドル学校」に出演して長い道のりを経たNATTYも、感慨深さを表している。

彼女は「幼少期からオーディション番組に参加していたので、当時ファンの皆さんは『うまくいかない時もある、娘のような存在だよ』と言ってくれて一緒に残念がってくれました。最近は『やっと少しずつNATTYがやろうとしている音楽ができているようだ』と喜んでくれています」と明らかにした。

さらに、自身の母国タイでの反応にも言及。「たくさんの方が『NATTYにもっと成功してほしい』と言ってくれているようで、これは両親を通して知りました。これからもっと素敵なアーティストになるために頑張ります」と伝えた。

KISS OF LIFEへの関心が大きくなるにつれて、各種SNS上ではファンによるカバー映像が続々と公開され、KISS OF LIFEのファンを公言する芸能人やアーティストの姿も見られるようになった。

HANEULは「私たちの歌を歌ってくれて、わざわざ探して聴いてくれるということがとてもありがたくて不思議です」と感謝の気持ちを表した。

BELLEも「多くの先輩方が私たちに言及してくれることがありがたくて……その中でも共通する反応が、皆さん『この子たち上手だね』というものです。その一言がどれほどありがたく貴重なものかを理解しているので、一層感謝して努力しようと思えるんです」と語った。

その中でも特に記憶に残るアーティストの反応については、「R&Bやヒップホップシーンなど、K-POP以外のジャンルで活躍するアーティストの方々が私たちを好きでいてくれると聞いた時は驚きました。それと同時に、ありがたかったです。私たちの音楽性に気づいて下さったことに感動しました」と語るJULIE。

NATTYはJYPエンターテインメントの代表パク・ジニョン(J.Y. Park)を挙げ、こう語った。

「JYPのパク・ジニョンさんが、幼い頃から私のことを見守ってくださっていて嬉しかったです。昔のことなので覚えていないだろうと思っていたのですが、音楽番組で私たちのことを話してくれて、控室で挨拶をした時も『知ってるお兄さん』のKISS OF LIFE出演回を見たと伝えてくださって……とても良い成長をしたとおっしゃってくれました。その時はすごく感動しました」

7月5日でデビュー1周年を迎えたKISS OF LIFE。メンバーたちは思い思いにこの1年を語った。

JULIEは「1年という短い期間に、本当に一生懸命駆け抜けてたくさんのことを成し遂げたと思っています。振り返ってみると、スタッフの皆さんのことが誇らしいです。KISS OF LIFEに大きな成長のきっかけを与えてくださったと思っています」と感謝の気持ちを表した。

彼女はさらに、「メンバーたちとは、楽曲をリリースするたびに『ファンは私たちのこういうところが好きなんだ』『この部分は取りこぼさないように』『短所を克服してこそ、もっと成長できる』のように話をたくさんします。自己分析をたくさんしながら、コミュニケーションをとっています」と、成功の秘訣にも触れた。

BELLEは、「これだけは見失わないように」と誓っていることがあるという。

彼女は「ステージの上では自由でいると決めています。4人でシナジー(相乗効果)を感じ合いながら、ステージならではの臨場感は失わずにいこうと伝えたんです」と明らかにした。

また、「私はメインボーカルというポジションなので毎回パフォーマンスの前には緊張しているのですが、そんな私だけのルーティンがあります」とも。「喉のコンディンを整えてしっかり管理するとか、初心を忘れずに地道にボーカルレッスンを受けるとか……そういった基本的なことはもちろんですが、メンバーと目を合わせると緊張が和らぐんです。ステージの上でも、パフォーマンス中のアイコンタクトが緊張をほぐしてくれているようです」と語った。

今回の活動では、デビュー当時からKISS OF LIFEのクリエイティブディレクターを務めるイ・ヘインへの信頼感を改めて実感したという。

イ・ヘインはMnetのオーディション番組「プロデュース101」「アイドル学校」に出演し、プロジェクトグループI.B.Iとして実際にアイドル活動も経験したディレクターだ。

KISS OF LIFEのメンバーたちは、彼女と共に作り上げてきたコンセプトについても明らかにしている。

JULIEは「海外ポップスのステージもたくさん見て、海外ではどのような音楽が追求されているのか常に勉強しています。そのなかでK-POPも最大限耳に入れて、視野を広げようと頑張っています」と説明した。

NATTYは「私たちは本当にいろんな歌を聴きます。流行りの曲ももちろんですけど、かなりマイナーな音楽にも触れてみたり……ずっと勉強しています」とし、BELLEも「幅広いジャンルに触れようと心掛けています。音楽全体に対する理解度が高いからこそ、試せる楽曲の幅も広がると思います。これからもっと多彩な曲を届けて、新しい姿を見せていきたいです。それこそが私たちのカラーです」と強調した。

「ヘイン室長は、メンバーに対する理解度が高い方です。『Sticky』という曲がKISS OF LIFEに良く似合っていて、自然にグループのカラーを表現することができるとわかった時も、1番喜んでくれました」と振り返ったのは、JULIE。「私たちの楽しそうで幸せそうな姿を見て、満足した様子でした。自分たちの音楽を着実にやっていけるように、導いてくれています」とイ・ヘインに対する愛情を表した。

BELLEもまた「常にどのようなカラーで輝けるのかを知ろうとする姿勢も、メンバーの長所の1つです。イ・ヘインディレクターとはそういった部分でも積極的にコミュニケーションをとって、直接話すことが多いです」と強調した。

2月には日本で、3月にはタイでファンミーティングを開催し、5月には韓国初開催のファンコンサート「KEY OF FACTORY」を成功裏に終えたKISS OF LIFE。

韓国内外を問わない活躍についてJULIEは、「韓国でファンコンサートをするのは、感動的な瞬間でした」と切り出し、「もっと大きな会場で、もっとたくさんの韓国のファンにお会いできる機会があればと思います。ファンに誇らしいと思ってもらえるグループになろう、と改めて考えさせられた日でした」と振り返った。

デビュー1周年を迎えた時点で清算(K-POP業界における、練習生期間にかかる費用をデビュー後の給料から差し引く制度)が未実施だという彼女たちは、最初の清算金でやりたいことについても語った。

BELLEは、「両親にお小遣いを渡して、旅行させてあげたいです。個人的に欲しいものは、ピンクの電動自転車です。ヘルメットもピンク色で合わせて、ストレスを感じたら颯爽と乗りたいです」と語った。

HANEULは、「家族で海外旅行をしたことが一度もないので、家族旅行で日本に行きたいです」と明らかにした。

最近は、今後のグループ活動にも、夢を膨らませているようだ。

HANEULは、「映画とドラマを観ることが趣味なので、OST(劇中歌)を歌ってみたいです。いつかは演技にも挑戦してみたいと思っています」と語った。

BELLEは「KISS OF LIFEとして活動する以前にもプロデューサーとしての経歴があるので、アーティストとしてのBELLEの姿を今後はお見せしていきたいです」とし、「私がどのような人間なのかがわかるソロアルバムも出したいし、OSTもそうだけどアニメの声優だとか……自分の声で魅せる活動をたくさんしたいです。コスメ関係のお仕事にも挑戦してみたいです」と具体的な目標を明らかにした。

JULIEは、「グループ内でラッパーを担当しているので、ミックステープをリリースしたり、多様なリファレンス(ほかの音楽作品や文化的な要素を参照してミックスすること)を用いた音楽を皆さんに披露したいです」と伝え、NATTYも「R&Bが好きなので、R&Bジャンルで本格的な活動をしたいです。ファッションにも興味があってグラビア撮影も好きなので、機会があればやってみたいです」と意気込んだ。

KISS OF LIFEのニューデジタルシングル「Sticky」は、各種音楽配信サイトで好評配信中。韓国で10日に放送されたSBS FiL「THE SHOW」ではデビュー以降初の1位を獲得し、熱い人気を博している。

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