【光る君へ 大河絵(光る君絵)】第26話 うごめく企みもかすむ異質なオーラ 彰子“死んだ目”入内

2024年07月14日 17:01

芸能

【光る君へ 大河絵(光る君絵)】第26話 うごめく企みもかすむ異質なオーラ 彰子“死んだ目”入内
イラストレーターの石井道子氏が描いたNHK大河ドラマ「光る君へ」大河絵第26話 うごめく企みもかすむ異質なオーラ 彰子“死んだ目”入内 Photo By スポニチ
 女優の吉高由里子(35)が主演を務めるNHK大河ドラマ「光る君へ」(日曜後8・00)は14日、第27話が放送される。東京都知事選で7日は放送休止。待ちに待った再開へ、第26話を大河絵で振り返る。
 <※以下、ネタバレ有>

 6月30日に放送された第26話は「いけにえの姫」。災害が続く都を、またも大地震が襲う。まひろ(吉高由里子)は夫となった藤原宣孝(佐々木蔵之介)の財で家を修繕し、生計を立てていた。藤原道長(柄本佑)は安倍晴明(ユースケ・サンタマリア)から進言される。この天変地異を鎮めるには、道長の娘・藤原彰子(見上愛)を入内させるしかないと。心労から体調を崩した一条天皇(塩野瑛久)は、譲位して定子(高畑充希)と暮らしたいと行成(渡辺大知)に相談し…という展開だった。

 元号は改められ、長保元年(999年)2月、道長は彰子の「裳着(もぎ)の儀」(女性の成人の儀式)を盛大に行い、入内を公のものにした。

 「道長もついに血を流す時が来たということよ」――藤原詮子(吉田羊)

 「(したたかな定子との)勝負ではない!これは生贄だ。手塩にかけた、尊い娘ならばこそ、値打ちが、ある。これ以上、帝のわがままを許すわけにはいかぬ」――道長

 「どうしても彰子を生贄になさるのなら、私を殺してからにしてくださいませ。私が生きている限り、彰子を政の道具になどさせませぬ!」――倫子

 「ひょっこり、中宮様が亡くなったりしたら?」「中宮様は、帝より4つもお年が上でしょ。今は首ったけでも、そのうちお飽きになるんじゃない?」――藤原穆子(石野真子)

 左大臣家のそれぞれの思いが交錯する中、道長は、定子が皇子を出産予定の11月に彰子の入内をぶつけることに。倫子が呪詛を願うと、道長は「そのようなことはせずとも、彰子が帝も内裏もお清めいたす!」。倫子も「殿の栄華のためではなく、帝と内裏を清めるためなのでございますね」「分かりました。私も肝を据えます。中宮様の邪気を払い除け、内裏に彰子の艶やかな後宮を作りましょう」と覚悟を示した。数え12歳…彰子が一条天皇に入内した。

 艶やかな“生贄”となった彰子の“無表情”“死んだ目”“無気力オーラ”の裏には…。さまざまな思いが蠢(うごめ)く宮中の争いを石井さんが描いた。

 ◇石井 道子(いしい・みちこ)絵描き。千葉県生まれ。清野菜名と松下奈緒がダブル主演を務めたテレビ朝日の昼帯ドラマ「トットちゃん!」(2017年10月期)劇中画を手掛ける。「ALL OF SHOHEI 2023 大谷翔平写真集」「スポニチ URAWA REDS 2023 浦和レッズ特集号」(スポーツニッポン新聞社)などにイラストを掲載。スポニチアネックスでの大河絵連載は「鎌倉殿の13人」(2022年)、「どうする家康」(2023年)に続き3年目。

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