国内外で高評価作品生み出した名物プロデューサー KADOKAWA退社 独立へ 関係者「幅広い活動を」

2024年07月25日 07:15

芸能

国内外で高評価作品生み出した名物プロデューサー KADOKAWA退社 独立へ 関係者「幅広い活動を」
映画「ケイコ 目を澄ませて」公開記念舞台あいさつ>出席した(左から)三宅唱監督、岸井ゆきの、三浦友和(2022年12月撮影) Photo By スポニチ
 国内外で高く評価された映画やドラマを手掛けたことで知られる名プロデューサー、長谷川晴彦氏(47)が総合エンターテインメント会社「KADOKAWA」を退社し、独立することが25日、分かった。
 テレビ関係者は「今後も映画、ドラマのプロデュースのほか、全国の大型ビジョンや地方自治体のPRに向けたものなど、さまざまな映像製作もやってみたいとの思いがあり、幅広い活動を目指して円満に退社されたと聞いています」と話している。

 長谷川氏の主なプロデュース作品としては、映画「WE ARE LITTLE ZOMBIES」(監督長久允、2019年公開)、映画「ひとよ」(監督白石和彌、19年公開)、映画「ケイコ 目を澄ませて」(監督三宅唱、2022年公開)、ドラマではNHK土曜ドラマ「ノースライト」(20年)、テレビ東京ドラマプレミア23「シェフは名探偵」(21年)、テレビ朝日土曜ナイトドラマ「離婚しない男―サレ男と悪嫁の騙し愛―」(24年)などがある。

 「WE ARE LITTLE ZOMBIES」はサンダンス国際映画祭審査員特別賞を受賞、「ひとよ」では白石和彌監督がキネマ旬報ベスト・テンで日本映画監督賞を受賞している。「ノースライト」、「シェフは名探偵」はギャラクシー賞奨励賞を受賞。

 映画「ケイコ、目を澄ませて」はベルリン国際映画祭の長編コンペティション部門に次ぐエンカウンターズ部門に正式出品されたほか、海外の映画祭で高評価。さらに、国内でも毎日映画コンクール日本映画大賞、キネマ旬報ベスト・テン日本映画第1位に輝くなど多数の賞を受賞した。同作は長谷川氏が企画・プロデュースを担当した。

 芸能関係者からは「企画の立ち上げと現場の差配の両面ができる希少なプロデューサー。突破力と推進力があり、いい作品を作り上げる上で安心して任せられる。何よりも、キャストを含めたお互いの顔がきちんと見えている方」との評価が上がっている。

 映像関係者は今後について「ドラマ、映画ともにすでに今後の仕事が入っているようです。フリーのプロデューサーへ転身したことで、さまざまな映像製作に取り組んでいくと思われます」と期待を語った。

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