40歳は本当に“不惑”?「迷い続けていた」太田光 「気持ちがスッと楽になった」立川談志さんの言葉
2024年08月17日 15:36
芸能
続けて落語家の立川談志さん(11年死去)とのエピソードも披露。40歳を手前に悩み続けていたという太田は「俺そろそろ40になるんですよ。よく“不惑”って、“四十にして惑わず”って言うじゃないですか。俺、迷い続けている、どうしたらいいでしょう?」と談志さんに相談したという。
すると談志さんは「何にも気にすることはない!50まで何にも考えずにやれ。50までは迷ったりしてもしょうがねえから、お前が今悩んでいるようなことは考えなくていい!」とキッパリ。
そこから約10年後、50歳手前になった太田は再び談志さんの元へ。「師匠に“50まで何も考えなくていい”って言われたんですけど、そろそろ50になっちゃうんですよ」とし「まだ迷ってるんですよ。どうすればいいでしょう」とアドバイスを求めたという。すると談志さんは「俺そんなこと言ったか?そうか、“60までいい”にしてやろう」と“延長”してくれたという。太田は当時のことを振り返り「それで気持ちがスッと楽になった」と笑った。
そして60歳を目前にした太田だが「もう談志師匠いないから聞く人はいない。ずーっと迷い続けてます」としながらも「談志師匠は、迷い続けてたなあって思うから、だからいいのかなって」と話した。「最近“迷走”って言うのが僕のテーマで、子供のころからずっと迷子なんですよ」とし「若いとかなんとかっていうよりも子供なんですよ」と打ち明けた。