伊藤沙莉 法服姿で「虎に翼」万感撮了「とんでもない財産」自ら寅子ロス「明日から…」長丁場も幸せ完走

2024年09月02日 17:00

芸能

伊藤沙莉 法服姿で「虎に翼」万感撮了「とんでもない財産」自ら寅子ロス「明日から…」長丁場も幸せ完走
NHK連続テレビ小説「虎に翼」のすべての撮影を終了し、花束を手にする伊藤沙莉(C)NHK Photo By 提供写真
 女優の伊藤沙莉(30)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「虎に翼」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)の全撮影が8月31日に終了したと2日、同局から発表された。伊藤は昨年9月28日のクランクインから約11カ月の長丁場を無事完走。日本初の女性弁護士・判事となった主人公・寅子の波乱万丈の人生を演じ切った。同局を通じ「寅子として1年間生きられたことが、自分の人生においてとんでもない財産になりました。明日から、寅子としていられないのが本当に想像つきません」「幸せで仕方がなかったです」とクランクアップに際し、万感の心境。“寅子ロス”とも言える役柄への一際の愛着と感謝を明かした。本編最終回(第130話)は今月27日に放送される。
 向田邦子賞に輝いたNHKよるドラ「恋せぬふたり」などの吉田恵里香氏がオリジナル脚本を手掛ける朝ドラ通算110作目。日本初の女性弁護士・判事・裁判所所長となった三淵嘉子氏をモデルに、法曹の世界に飛び込む日本初の女性・猪爪寅子(ともこ)の人生を描く。吉田氏は初の朝ドラ脚本。伊藤は2017年度前期「ひよっこ」以来2回目の朝ドラ出演、初主演となった。

 序盤は生理痛を描き、戦争描写においては総力戦研究所を盛り込む朝ドラ異色の作劇が話題に。結審に8年を要した「原爆裁判」と並行し、第21週(8月19~23日)は「夫婦別姓や事実婚」「同性婚やセクシュアリティー」、第22週(8月26~30日)は「女性の社会進出」と現代に通じる社会問題も取り上げた。

 公開されたクランクアップ写真の伊藤は法服姿。最後にどのようなシーンを演じたのか、注目される。

 伊藤は「寅子として1年間生きられたことが、自分の人生においてとんでもない財産になりました。明日から、寅子としていられないのが本当に想像つきません」と収穫と寂しさ。

 「“朝ドラの主演は一番大変だよ”といろんな方に言っていただくけれど、現場でスタッフやキャストの皆さんと作品を作れると思うと、いつもそれだけで楽しい1日が始まるなと思えて、幸せで仕方がなかったです」とハードな撮影もポジティブに振り返り「いろんなところで“『虎に翼』を見てるよ、面白いね”と言っていただくたびに、視聴者の皆さん、スタッフ、出演者に支えられていることを実感していて、挙げ始めたらキリがないくらいお一人お一人に感謝しています。本当に1年間ありがとうございました」と謝意を表した。

 制作統括の尾崎裕和チーフ・プロデューサー(CP)は「出演者・スタッフの皆さん、ご協力いただいた方々、1年の長きにわたる収録、本当にお疲れさまでした。そして伊藤沙莉さん、毎日スタジオで聞こえてくる沙莉さんの笑い声に、みんなが勇気づけられていました。私たちの寅子でいてくれて本当にありがとうございました!」と感謝。「視聴者の皆さま、『虎に翼』の放送は残りあと1カ月、今週は原爆裁判が描かれています。最後まで『虎に翼』らしく、寅子たちが裁判や事件と向き合い、闘い続けます。最終回まで是非ご覧いただければありがたいです」と呼び掛けた。

 尾崎CPは8月に取材に応じた際、最終回に向けて「晩年になっても寅子の本質、コアな部分は変わらない、というところに持っていきたいのが吉田さんの思い。それがどう表れているか、寅子の何歳までを描くのかも是非、放送を楽しみにしていただければ」とアピールしていた。

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