田崎史郎氏 総裁選候補の裏金事件へのスタンス分析「安倍派、二階派の協力を得ている人たちは…」

2024年09月12日 22:06

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田崎史郎氏 総裁選候補の裏金事件へのスタンス分析「安倍派、二階派の協力を得ている人たちは…」
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 政治ジャーナリストの田崎史郎氏が12日、BSフジ「BSフジLIVEプライムニュース」(月~金曜後8・00)に生出演し、自民党総裁選(27日投開票)に立候補した9人の裏金議員へのスタンスについて解説した。
 政治資金規正法は緩やかな改正に終始し、有権者の深刻な政治不信を招いた。今回の総裁選でも大きなテーマの一つになる。高市早苗経済安保担当相は「決着した処分を総裁が代わったといってちゃぶ台返しするというようなことをしたら、それは独裁」と反対。河野太郎デジタル相は「不記載になった金額を返納して、けじめとして前に進むというのが大事」と独自の対応策を提案した。一方で、多くの候補者が「既に党による処分は済んだ」などと述べている。

 田崎氏は「一事不再理の原則を重んじるかどうか」と述べ、一度下された判断については何があっても再審理するべきではないという法律上の原則に言及。「自民党としては4月4日、党紀委員会で処分決めている。それを決めたのを蒸し返して、もう一度処分することをやっていいのか。そこに重きを置くかが一つの基準」とした。

 さらに、発言には推薦人確保のための策が見え隠れするという。事件では安倍派、二階派の多くの議員が収支報告書に不記載を指摘された。田崎氏は「安倍派、二階派の協力を得ている人たちは、裏金に絡んだ政治家の協力を得ているわけだから、その人たちを非難しづらいというのがあります」と解説。「安倍派、二階派から特に協力を仰いでない人は、普通にきついことを言ってしまう。そうじゃない人は、緩やかなことを言う。その二つの軸で考えれば、行動原理は分かってくる」と分析した。

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