エース水谷まさか…6月完勝の相手にストレート負け
2012年08月01日 06:00
五輪
1セットも奪えない完敗に、水谷は「ここまで何もできずに終わって、何も言えない」とうなだれた。メイスには6月の荻村杯ジャパン・オープンで4―0と完勝。それで油断してしまったのか、当時とは全く別の低いサーブを出されて困惑。「1ゲーム目を取られたことがプレッシャーになり、消極的になった」とその後も流れを変えることができず、なすすべなく終わった。
日本男子代表の宮崎監督は「守りに入ったときの人間の弱さ。水谷は格下とやると思い切りが悪く、精神的なものが出た」と嘆いた。シングルスはあっけなく終わったが、3日からは団体が始まる。「自分が力を出せば(準決勝で対戦が濃厚な)韓国に勝てるし、メダルを獲れる」と自らに言い聞かせるように話した。