さくらJAPAN連敗 世界1位オランダに1点差
2012年08月01日 06:00
五輪
大敗した2日前の英国戦とは別のチームのようだった。反撃は3点を追う後半10分からだった。右サイドを切り崩してゴール前に鋭い折り返しを入れると、逆サイドから飛び込んだ駒沢が飛び込んで日本の今大会初ゴール。17分には課題だったペナルティーコーナーから若手の三橋が決めて1点差に迫った。
英国戦では守備が崩壊したが、この日はFWが積極的に前からプレスをかけ、守備陣も粘り強く対応。運動量も最後まで落ちなかった。ガッツあふれるプレーを物語るように、顔の傷にばんそうこうを貼った駒沢は「どんどんプレッシャーにいけたし、少ない好機にしっかり集中力を発揮できた」と前向きだった。
主将の山本は「目標に進んでいくためには、もう負けられない」と次戦を見据えた。
≪俊足三宅が決めた≫ベテランぞろいの日本の中で2点目は五輪初出場の成長株、三橋が決めた。チーム一の俊足を生かしたプレーが持ち味だが、この日の得点はペナルティーコーナーからだった。村上の強烈なシュートをゴール前でワンタッチしてコースを変える狙い通りのゴール。「作戦だったので決められてよかった」とホッとした表情で語った。開幕2連敗となったが「チームでやろうとしたことはできてきている」と闘志は失っていなかった。