反骨のスイマー松田「長いものに巻かれると自分の価値は半減する」
2012年08月01日 09:47
五輪
3度目の五輪も悲願の金に届かず。それでも松田は「表彰台の一番高い所に上がって君が代を聞きたかったから、そこはちょっと悔しい。でもまたここに戻ってこられて、メダルが取れたのはうれしい。会心のレース」と表情は晴れやかだった。
不景気のあおりを受けてスポンサーを失い、2010年には引退も頭をかすめた。大手のスイミングクラブから契約の申し出があったが「長いものに巻かれると自分の価値は半減する。環境がそろったところでは頑張れない気がした」と断ったという松田。逆境を乗り越えてメダルを手にし、「ここまで応援してくれた、たくさんの人の気持ちを乗せて泳いだ。支えてもらったみんなのメダル」と周囲のサポートに感謝した。