セレッソ大阪 サクラ咲ケ
22日、大分戦で開幕 ヤンマースタジアム長居で強い桜を目撃せよ!
2020年02月18日 05:30
サッカー
「去年はタイトルに手が届かずに悔しい思いをした。今年はタイトルだったり、J1でのリーグ優勝という目標があるし、去年のベースがある中での挑戦になる」
ロティーナ体制2年目。攻守ともに細やかな戦術やポジショニングが求められる中、昨季の序盤戦はチームとして苦戦が続いた。だが、徐々に戦い方は浸透し、5月以降に白星を重ね、ラスト10試合は7勝1分け2敗。ACL出場権の獲得には至らなかったものの、リーグ5位でフィニッシュし、より高みを目指すための「ベース」が築かれた。
「(今季は戦術の)落とし込みというか、既存でいる選手は分かっているんで。そこは大きいし、その中でのバリエーションだったりは増やさないといけないと思うけど。ある程度のベースはできているんで、新加入の選手もうまく体現できるようになれば」
昨年8月から悔しい長期離脱を強いられるも、今年も指揮官から主将を託された清武。30歳で迎える新シーズン。ともにC大阪を支えてきた同学年の柿谷が目標として「リーグ制覇」を公言していることを伝え聞くと、表情は明るくなった。
「素晴らしいですよね、曜一朗がそういう気持ちっていうのは。あいつが今まで(C大阪を)引っ張ってきてくれたんで。その言葉が出るというのは、今年に懸ける思いが強いと思う。もちろん、自分も今年(の目標)はJリーグ優勝しかないと思っているんで。全員が同じ気持ちを持たないと、そこにはいけない。去年より(メンバーが)本当にフレッシュになった。各ポジションに良い選手が入ってきたし、競争が激しい中で、良い刺激を与え合いながら、良い感じでいけるんじゃないかなと思う」
公私で仲の良かった水沼が横浜へと完全移籍。ほかにもソウザや田中、丹野といった面々がクラブを離れた。「本当に、セレッソに貢献してくれていた選手。正直、デカい存在がたくさん抜けたというのはある」。そう話しつつも、宮崎キャンプなどを通じて新しいメンバーらと高め合ってきた。
開幕戦としてホームに迎えるのは、自らが育成組織から育ってきた大分。古巣との戦いを制し、頂点を目指す20年の幕開けを勝利で飾る。