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藤本康太アンバサダー クルピ監督の攻撃的サッカーはチームに“はまる” 「注目はキヨと潤」
2021年01月19日 05:30
サッカー
チームの方では、まずレヴィーが帰ってきましたよね。僕は07~11年、12~13年と一緒にやっていて、復帰を聞いたときは正直“またか”と(笑い)。でも、個人的には良い印象しかない。チームとして掲げるコンセプトでもある“攻撃的”というところで、選手の持っているものを引き出せる監督です。
このチームに凄くマッチしているなと思うのは“攻撃こそ最大の防御”という考え方。攻撃の選手はとにかく結果を求められ、それを支えるのが守備。守るときの約束事はなかったけど、レヴィーのもとでは自分自身、守備は攻撃の一部という感覚が強かった。クリアボール一つにしても、味方につなぐことをめちゃくちゃ意識させられていました。
攻撃的なサッカーを実践していく中で、もし以前のように4―2―3―1の布陣なら、1トップには誰が入るのか。従来の1トップはボールを収められるタイプが理想のようにあるけど、レヴィーのサッカーだと、そういうタイプはハマらないというか。裏に抜けたり、逆に引いてきて2列目の選手を前に出したり、流動的なFWの方がハマる印象。トヨ(豊川)なのか、新加入のタガートなのか。加藤や嘉人さん(大久保)もできるし、面白いポイントですよね。
注目している選手としては、まずキヨ(清武)が1人目。個人的には今季、潤(西川)に期待している部分はあります。1トップか2トップかで入るポジションも変わるだろうけど、潤はガンガン点を取るというよりも、チャンスメークも含めて勝負するタイプ。おそらく、ある程度は自由にやらせてもらえるとは思う。レヴィーの下で、彼がどうやってゴールやアシストを積み重ねていくかを見ていきたいですね。 (C大阪アンバサダー)
◆藤本 康太(ふじもと・こうた)1986年(昭61)4月2日生まれ、熊本県出身の34歳。熊本国府高から05年にC大阪加入。1年目から出場機会をつかみC大阪ひと筋でJ1、J2通算216試合出場13得点。15年間の現役生活を終え、昨年にアンバサダー就任。