セレッソ大阪 サクラ咲ケ
これがC大阪のベストイレブンだ!!
2020年04月21日 05:30
サッカー
GKは文句なしで金鎮鉉(キムジンヒョン)。攻撃陣にタレントが多いため、最終ラインは3バックにした。中央には17年の2冠の立役者であるヨニッチを据え、森島社長曰く「味が出てきた」という生え抜きの丸橋を左に。右には、14年に4カ月足らずの在籍だった元セルビア代表DFゴイコ・カチャルを置いた。個の能力が高く、スパイクが脱げてもプレーを続け、ボールを奪った姿は覚えている人も多いはずだ。
ボランチは、1人で2~3人分の守備ができる山口蛍。守りは彼に任せ、2列目は攻撃に特化した4人を配置した。香川&乾は言わずもがな。チュッパチャップスが大好きだった元ブラジル代表MFシンプリシオは、最後は戦力外のような形で退団となったものの、そのパスセンスは本物だった。そして、楠神。今まで見てきた中でも彼のドリブルは切れ味№1で、名将レヴィー・クルピ監督のもとで輝けなかったのが個人的な七不思議のひとつだ。
2トップは柿谷とフォルラン。降格の憂き目に遭った14年シーズンの後、その理由を探る「降格を斬る」という緊急連載で散々、フォルランに対する悪口を書いた。ただ、あのスーパーゴールは鮮明に記憶している。
開幕前の宮崎キャンプ。J2岡山との練習試合で、後方から来たパスを左足ダイレクトで捉えると、約35メートルのロングシュートを簡単に決めた。「こんな凄い選手がいたら、絶対に優勝できるやん」。そんな記者の思惑とは裏腹に、W杯得点王はC大阪にフィットせず…。あの1年ほど、「チームは生き物」という言葉を痛感させられたシーズンは他にない。(西海 康平)
写真は「セレッ写」でお楽しみ下さい。