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C大阪・デサバトも認める久保建英の才能 「長く日本にいるべきじゃないと思った」

2020年11月17日 06:00

サッカー

C大阪・デサバトも認める久保建英の才能 「長く日本にいるべきじゃないと思った」
C大阪のデサバト(中央) Photo By スポニチ
 C大阪の連載「サクラ咲ケ」の第10回は、アルゼンチン出身のMFレアンドロ・デサバト(30)。ケガの多かった昨季から一転、今季はボランチとして圧倒的な存在感を見せている。来日から2年目を迎えた中、日本や日本人選手に対する思いなどを語った。
 昨年に比べて、今年は非常に良い状態でシーズンを過ごせている。毎日、チームメートとコミュニケーションを図っているし、連係も良くなっているからね。昨年はケガも多かったんだけど、今年は自分なりにケガの予防を意識してきた。

 一番変えたのは食事面かな。アルゼンチンにいる栄養士と契約していて、その人に疲労の度合いなど自分のデータを渡しながら、どういうものを食べたらいいかアドバイスをもらっていて。もう一つは、試合後のリカバリー。連戦が続くから、試合後のケアは重点的にしてもらっている。

 日本に来て2年目。セレッソに移籍するときは子どもが2歳と小さく、ブラジルのチームからもいくつかオファーがあったから本当に迷ったんだけど、新しいチャレンジをしたいと思って決断した。来てみたら、日本は本当に素晴らしい国で、どこに行っても親切にしてもらっている。奥さんも子どもも、今では日本を心から愛しているよ。

 日本に来た理由の一つに、ポドルスキやイニエスタといった選手たちと試合をしたいという思いもあった。日本人選手の能力も高くて、セレッソにも代表クラスの選手たちが多くいる。この選手が素晴らしい…と誰か1人の名前を挙げるのは難しいね(笑い)。

 ただ、将来が有望な若い選手も多くて、これまでで最も印象に残っているのはクボ(久保建英、現ビリャレアル)だね。昨年のFC東京戦で対戦したんだけど、素晴らしい選手で、この先の日本をずっと背負っていくんじゃないかと大きなインパクトを受けた。

 対戦前に見た分析の映像で、1人だけ全く違う動きをしていて、実際に対戦してみたら映像通りで凄くて。“来年は日本にいないだろうな”と感じたし、ある意味、長く日本にいるべきじゃない選手だなと。若いからこそ、早く海外に行った方がいいという思いもあったからね。

 話が少しセレッソからそれたけど、残りのシーズンで一つでも上の順位に行きたいし、できれば2位で終わりたいというのが目標。クラブのため、そして自分たちのためにも、ACLの出場権は必ず獲りたいと思っている。(C大阪MF)

 ◇レアンドロ・デサバト 1990年3月30日生まれ、アルゼンチン出身の30歳。CAベレスの育成組織で育ち、10年にトップデビュー。18年にブラジルのバスコダガマに移籍。19年にC大阪へ完全移籍。1メートル78、78キロ。利き足は右。

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