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森島社長も手応え「昨年より怖さある攻撃陣」

2020年03月17日 05:30

サッカー

森島社長も手応え「昨年より怖さある攻撃陣」
「意識改革できれば代表入りも」と森島社長が期待する木本 Photo By スポニチ
  C大阪の新連載「サクラ咲ケ」の第2回は、新型コロナウイルスの影響でリーグ戦の開催が4月以降に延期された中、元日本代表でクラブOBの森島寛晃社長(47)が登場。WEB会議を含めJリーグなどと話し合いを重ねているクラブトップに、現状と今後について語ってもらった。
 世界中に新型コロナウイルスの問題が広がっています。Jリーグは延期に次ぐ延期となり、専門家の方々も含め、誰も「この日から始めます」と言えないのが現状。試合をできないチームやクラブ、そして試合を見られないファンやサポーターにはもどかしさがあるでしょうが、人の命に関わることですし、致し方ないことだと思っています。

 先がハッキリしない状況ですが、選手たちはリーグ再開に向けて準備を進めています。7日には京都との練習試合が非公開で行われ、僕も見に行ってきました(スコアと得点者のみ公表。C大阪が2―1で勝利)。チームとして安定感がある一方、攻撃に関しては、もう少し展開力を持って高い位置で主導権を持てるようになると、いろんな展開が出てくるように感じました。

 でも、昨年よりも攻撃の形や怖さはあると思っています。怖さという点でいうなら、よくメディアにも名前が出てくる新加入の坂元くんとか。いろんな選手の名前を出したいんですけど、坂元くん、良いですよね。日本代表に入るぐらいの選手だと個人的には思っているし、代表選手を送り出すことが、クラブにとっても財産となります。

 それは、僕が強化に携わっている時から在籍しているヤス(木本)もそう。静学(静岡学園高)出身で足もとの技術があって、タッパもある。でも、めっちゃ良い人のオーラが出過ぎていて(笑)。彼に会うたび、毎回言ってるんですよ。「誰がこのチームを引っ張っていくの?」って。大体、彼はチームメートの名前を返してくるんですけど(笑)。中堅と呼べる年齢になり、主力になってきた。自分が引っ張るという責任感。その意識が変わるだけで、代表に入れる存在だと思っています。

 少々、熱く語ってしまいましたが、年を追うごとに成長している陸(松田)、ダシが取れるぐらいまで熟練の味が出てきたマル(丸橋)、他にも期待している選手はいっぱいいます。皆さん、大変な日々を過ごしているでしょうが、ぜひリーグ再開後のC大阪の試合を楽しみにしてほしいと思っています。

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