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【だから元気!】藤あや子 還暦美ボディー3カ条 呼吸、インナーマッスル、断酒で体のバランス整う
2022年04月15日 05:30
社会
ヨガは週4回、午前9時半から1時間半。ヨガの呼吸法を知って、呼吸の大切さが分かりました。猫背気味で上手に呼吸ができていなかったんです。ヨガをやることで、酸素をうまく取り込めるようになった。今は目覚めた瞬間からすっごくいい声が出ます。発声練習をしなくても。
キックボクシングはインナーマッスルが鍛えられます。ワンツーやフック、アッパー、膝蹴りをして、コンビネーションや10秒連打。ウエストも絞れて、今は60センチです。若い頃は56センチでしたけど、今の方がバランスの良い体だと思います。
3年前にはお酒をやめました。きっかけはジェニファー・ロペス。50歳でボン、キュッ、ボンの引き締まった体をファッション誌で披露してたんです。そこに彼女のトレーニング法や、糖質カットとかルールが細かく書いてあって「アルコールNG」とありました。
それまで私はシャンパンを毎日欠かさなかった。1日1本、簡単に空けちゃうぐらい。お酒を奪われるなんて、人生の楽しみが半減しちゃうなって思ってた。でも、やめてからは朝から体も軽いし、頭もクッキリ、脇腹もスッキリ。今の飲み物は炭酸水で、ノンアルコールのモヒートを作って楽しんでます。
昨年の誕生日(5月10日)からギターも始めました。ロックが好きなので、最終目標はエレキギターを弾いてロックバラードを歌うことです。ギブソンのウン十万のアコースティックギターを買いました。高価なギターを買えば、やめられないから(笑い)。音楽の夢はフェスを開くことです。ネコちゃんや動物を愛する人たちと一緒に開きたいですね。
大先輩の黒柳徹子さんを見て素晴らしいなと思うことが、感覚が少女時代からあまり変わってないこと。パンダちゃんを愛してたり、キラキラした物が好きだったり。私も17歳の頃から変わってなくて、「あれは若い人のやることよ」じゃなくて、興味のあることは手を出してみる。ダメだったら手を離せばいいから。まずはトライしてみることも、楽しく生きるために大事なことだと思うんです。
《ビキニは「正直、ノリ」》写真集では、ほどよく鍛えられた肉体を披露している。実は当初はフォトエッセーの予定だった。藤は「カメラの浅井佳代子さんをはじめ、スタッフさんも全員女性で“女性同士でカッコよく撮りたいね”なんて話してて。撮影してる間、その都度写真を見せていただいて、“いいんじゃない?”って盛り上がって、あれよあれよで写真集に変わりました」と明かした。水着に抵抗がなかったと言えばウソになるが「与えられたチャンスだから、“お好きにどうぞ撮ってください”と。ダメなら出さなきゃいいからって。正直、ノリでしたね」と笑い飛ばした。“還暦ビキニ”と注目を集めたのも、トライしてみる精神があったからこそだ。「写真を見た家族からは“艶カッコいい”と言われました」と照れながら明かした。
◇藤 あや子(ふじ・あやこ)1961年(昭36)5月10日生まれ、秋田県出身の60歳。87年に村勢真奈美の名前でデビュー。89年に藤あや子として再デビュー。92年の「こころ酒」がヒットし、NHK紅白歌合戦に初出場(通算21回出場)。SNSでは、義母から引き取ったマルとオレオのネコ2匹のユニークな写真を紹介し、若者からも人気。