全柔連が増山香補の世界選手権代表権をはく奪 計量失敗でパリ五輪への道険しく

2023年02月27日 21:03

柔道

全柔連が増山香補の世界選手権代表権をはく奪 計量失敗でパリ五輪への道険しく
増山香補 Photo By スポニチ
 全日本柔道連盟は27日、臨時の強化委員会を開き、5月の世界選手権(ドーハ)代表に決まっていた男子90キロ級の増山香補(パーク24)を強化指定から外し、同大会への代表権もはく奪すると発表した。代わって補欠1番手だった100キロ超級で21年の世界選手権を制した影浦心(日本中央競馬会)が出場する。
 増山は今月中旬のグランドスラム(GS)テルアビブ大会に出場予定だったが、計量前日に体調不良となり、回復が見られなかったために計量不参加で大会を欠場した。その後に本人や同行コーチらに聞き取り調査を行ったところ、体重管理に問題があったことが認められ、内規に従い強化指定から外した。

 強化委員会後にオンラインで会見に臨んだ男子日本代表の鈴木桂治監督は「重く受け止め、責任を感じている。代表としてあるべき姿ではない」と厳しい表情で話した。昨年の世界代表で12月にはGS東京大会を制した増山は、来年に迫ったパリ五輪の有力な代表候補だったが、金野潤強化委員長は「非常に厳しい道のりになったのは間違いない」と説明した。
 

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