池江璃花子 100Mバタで涙の大逆転V「最後は自分を信じて泳ぎ切ろうと」6年ぶり世界選手権代表内定

2023年04月04日 17:15

競泳

池江璃花子 100Mバタで涙の大逆転V「最後は自分を信じて泳ぎ切ろうと」6年ぶり世界選手権代表内定
<第99回日本選手権水泳競技大会 1日目>女子100メートルバタフライ決勝で優勝を果たした池江(撮影・河野 光希) Photo By スポニチ
 【競泳日本選手権第1日 ( 2023年4月4日    東京アクアティクスセンター )】 競泳日本選手権が4日、世界選手権(7月、福岡)の日本代表選考会として開幕した。女子100メートルバタフライ決勝は、予選を58秒59の全体4位で通過した池江璃花子(22=横浜ゴム)が57秒68で優勝した。派遣標準記録(同種目は57秒92)を上回るタイムで頂点に立ち、6年ぶりの世界選手権代表入りが内定。9日の選考委員会で正式決定する。
 レースを終え「今日は勝っても負けても笑って帰ってこようと決めていた」と語った池江。ゴール直前で3番手から一気に浮上し、タッチの差で相馬あい、牧野紘子を大逆転した。6年ぶりの世界選手権代表入りに「最後は自分を信じて泳ぎ切ろうと思って、しっかり優勝することができて本当にうれしいです」と涙ながらに笑顔を見せた。

 3月に日大を卒業し、4月から横浜ゴムと所属契約を締結。この予選が社会人としての初レースだった。決勝に向け「1バタ(100メートルバタフライは優勝を狙っていない。1位にこだわりすぎずに気持ちよく泳げたらいいと思います。自分の泳ぎができたら結果もついてくると思う」と強調した。今大会は50、100、200メートルの自由形と50、100メートルのバタフライの5種目にエントリーしている。

 19年1月に白血病と診断され、20年8月にレース復帰。21年の東京五輪にはリレー種目のみに出場した。昨年の世界選手権(ブダペスト)は出場権を逃しており、今大会で17年世界選手権(ブダペスト)以来の個人種目での世界大会出場権獲得を目指す。

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