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【新弟子検査】黒姫山の孫・藤原海斗が受検 生前の祖父の言葉が角界入りのきっかけに

2023年04月04日 14:54

相撲

【新弟子検査】黒姫山の孫・藤原海斗が受検 生前の祖父の言葉が角界入りのきっかけに
時津風部屋から新弟子検査を受検した、元関脇・黒姫山の孫の藤原海斗(撮影・前川 晋作) Photo By スポニチ
 大相撲春場所の新弟子検査が4日、東京・両国国技館で行われ、受検した33人全員が身長1メートル67、体重67キロ以上(中学卒業見込み者は1メートル65、65キロ以上)の体格基準をクリアした。内臓検査の結果に問題がなければ7日に合格が発表され、夏場所(5月14日初日、両国国技館)の番付に載って序ノ口で初土俵を踏む。
 時津風部屋の藤原(ふじはら)海斗(15)は、相撲経験はないが「入って頑張ってみようかな」と入門を決意した。藤原の祖父は昭和の名関脇・黒姫山。藤原は黒姫山の長女の息子で、幕下の田中山(21=境川部屋)は従兄弟にあたる。

 15歳ながら1メートル83、151キロの堂々たる体格。小学生時代は水泳を習い、中学校では吹奏楽部でチューバを吹いていた。出身は東京都墨田区で国技館からすぐ近く。相撲が身近にある環境で育ちながらも「最近まで(相撲に)興味なかった」という。幼い頃から体は大きかったが本格的な相撲経験はなく、墨田区のわんぱく相撲で1度だけ優勝したことがあった。

 祖父からは生前に「相撲界に入るなら、中学を卒業したら入った方がいい」と言われていた。小学生の頃に聞いた言葉が頭の中に「あったのかな」と忘れられず、一念発起してプロ入りを決断。“デゴイチ”の愛称で親しまれた黒姫山の背中を追い、力士人生の第一歩を踏み出した。

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