プロ6年目の菅沼菜々が涙のプロ初V! 神谷そらとのプレーオフを制し 9日にホテルで足負傷も乗り越え

2023年08月13日 13:50

ゴルフ

プロ6年目の菅沼菜々が涙のプロ初V! 神谷そらとのプレーオフを制し 9日にホテルで足負傷も乗り越え
菅沼菜々 Photo By スポニチ
 【女子ゴルフツアー NEC軽井沢72第2日 ( 2023年8月12日    長野県 軽井沢72G北C=6702ヤード、パー72 )】 単独首位で出た菅沼菜々(23=あいおいニッセイ同和損保)が通算16アンダーで並んだ神谷そら(20=郵船ロジスティクス)とのプレーオフを2ホール目で制し、プロ6年目の初優勝を飾った。残り129ヤードからの2打目を2メートルにつけ、鮮やかなバーディーで決着をつけた。同学年の稲見萌寧に迎えられると嬉し涙があふれ出た。
 正規の18番では3バーディー、ボギーなしの69で回り、通算16アンダーまでスコアを伸ばした。1打リードして迎えた最終18番ではティーショットを右に曲げた。残り169ヤードのラフからの2打目はグリーン右のラフへる大ピンチ。だがここからが真骨頂。もっとも得意とするアプローチで50センチにつけてナイスパー。神谷とのプレーオフに突入した。

 9日の朝、ホテルの部屋の段差に左足の小指をぶつけて負傷、内出血が出て患部は腫れ上がった。スパイクも履けず、プロアマ戦は欠場。それでも初日は痛みに耐えながら66をマーク。2日目も9つのバーディーを量産した。ツアーで初めて首位で迎えた最終日、重圧もはねのけ、スコアを伸ばした。

 これまでも初優勝が待たれる存在だった。昨季は33戦に出場してトップ10以内は15戦を数えた。不安障害の一種「広場恐怖症」のため、飛行機や船で移動できないハンディを抱えながら出場試合で確実に結果を出してきた。98年度生まれの「黄金世代」、00年生まれの「ミレニアム世代」に挟まれ、狭間の世代と言われてきた99年度生まれの23歳がついに頂点に立った。

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