【札幌巡業】北青鵬が地元凱旋に感慨「いろいろ懐かしい」横綱・白鵬と約束交わした思い出の地

2023年08月13日 19:15

相撲

【札幌巡業】北青鵬が地元凱旋に感慨「いろいろ懐かしい」横綱・白鵬と約束交わした思い出の地
ぶつかり稽古で照ノ富士(右)の胸を借りる北青鵬(撮影・前川 晋作) Photo By スポニチ
 大相撲夏巡業が13日、札幌市東区の「つどーむ」で行われた。
 モンゴル生まれで札幌市出身の幕内・北青鵬(21=宮城野部屋)が幕内の申し合い稽古に参加し、明生(28=立浪部屋)や王鵬(23=大嶽部屋)らと計9番取った。その後は、横綱・照ノ富士(31=伊勢ケ浜部屋)の重い胸を借りてぶつかり稽古。鳥取城北高の大先輩でもある横綱を相手に、現役最長身2メートル4の巨体をかがめて何度も下から押し上げた。「キツかったです」と苦笑いしながらも、地元で充実の汗を流した。

 この会場は、北青鵬にとって思い出の地。小学生の頃から巡業が開かれる度に何度も訪れていた。鳥取西中に相撲留学していた中学3年の夏、親元を離れた生活と強豪校の厳しい練習に挫折し、札幌へ帰ってきてしまったことがある。その時に札幌巡業を訪れ、当時の横綱・白鵬(現・宮城野親方)から励ましの言葉を受けて相撲を続ける決心をした。「あれがなければ(今、相撲は)やってないですね。いろいろ懐かしいです」。相撲人生の分岐点になった、大横綱と約束を交わした“原点”に、幕内力士として帰ってきた。「よかったです。本当うれしいです」。感慨もひとしおだった。

 自己最高位の東前頭6枚目で臨んだ名古屋場所は5勝10敗。入門以来、皆勤した場所での負け越しは自身初だった。秋場所(9月10日、東京・両国国技館)で巻き返しを期すつもりだ。札幌巡業の前日には、6月に発足した地元後援会のパーティーに出席。多くの温かい声援を受け「それを力にまた頑張ります」と決意を新たにした。

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