【稽古総見】貴景勝が霧島らと12番 両膝のケガから復活「100%の力で戦いに集中できる」万全を強調

2023年09月02日 13:52

相撲

【稽古総見】貴景勝が霧島らと12番 両膝のケガから復活「100%の力で戦いに集中できる」万全を強調
<横審稽古総見>稽古に臨むら貴景勝(中央億)と霧島(撮影・郡司 修) Photo By スポニチ
 大相撲の横綱審議委員会による稽古総見が2日、東京・両国国技館の本土俵で行われた。
 大関・貴景勝(27=常盤山部屋)は申し合い稽古に参加し、2大関2関脇を相手に計12番取って6勝6敗だった。名古屋場所を全休し、夏巡業でも申し合いには参加していなかったため、他の部屋の関取衆と実戦稽古を行うのは約4カ月ぶり。大関同士の豪華な申し合いで復調ぶりを示した。

 霧島と豊昇龍の後輩大関を相手に、持ち味の出足で一気に押し出す相撲も見られた。「なかなか大関同士で取れることもないので、良い稽古になりました」。両膝のケガで、途中休場した春場所以降思うような相撲が取れていなかったが「もう全然大丈夫。膝は(負けの)理由にならない。100%の力で戦いに集中できる」と万全を強調した。

 この日は、4年ぶりに稽古総見が一般公開された。前回は19年秋場所前で、貴景勝が大関から陥落している時だった。「その時に稽古総見で“意外と相撲取れるな”と思った」と振り返り「そういう意味では今日もケガ明けなのでよかった」と、4年前を思い出すような好感触を得た。

 秋場所(10日初日、東京・両国国技館)はカド番で臨むことになるが、もちろん勝ち越しが目標ではない。「大関は三賞もないので、優勝かそれ以外しかない。優勝しか目指してないです」。ケガの不安についても「深いことは考えず、自分のやるべきことを出し切れれば問題ない」と力強く言い切った。完全復活を前に、表情は明るかった。

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