豪ノ山が三番稽古で霧島に善戦「良い経験させてもらった」宮城野親方も絶賛「必死さが違う」

2023年09月07日 15:12

相撲

豪ノ山が三番稽古で霧島に善戦「良い経験させてもらった」宮城野親方も絶賛「必死さが違う」
霧島(左)と激しい申し合い稽古を行う豪ノ山(撮影・前川 晋作) Photo By スポニチ
 大相撲の幕内・豪ノ山(25=武隈部屋)が7日、東京都墨田区の時津風部屋に出向いて計16番の申し合い稽古を行った。
 関取衆の申し合いに参加し、幕内・正代(31=時津風部屋)、北青鵬(21=宮城野部屋)、十両・時疾風(27=時津風部屋)、輝鵬(24=宮城野部屋)、天照鵬(21=宮城野部屋)の5人を相手に9番。正代に馬力負けせず押し切るなど得意の突き押しで前に出る強さを見せた。

 その後、大関・霧島(27=陸奥部屋)に指名されて連続で7番。がむしゃらに攻める姿勢が目立ち、組み止められても休まず攻め切る場面が見られた。一昨日は霧島と5番取って全く歯が立たず「全然まだまだ」と反省しきりだったが、この日はかなり善戦。「場所に向けてちょっとずつ良くはなっているかな」と手応えを得た。

 新入幕だった名古屋場所で10勝を挙げて敢闘賞を受賞し、秋場所(10日初日、東京・両国国技館)は東前頭5枚目まで番付を上げた。期待の表れか、夏巡業でも新大関・豊昇龍(24=立浪部屋)から稽古相手に指名されるなど充実の稽古を積んできた。「たくさん買って(指名して)いただいたので、場所前に良い稽古ができた。すごく良い経験をさせてもらった」と感謝。上位陣初挑戦が予想される秋場所へ「あとは調整してしっかり臨めれば」と気持ちを高めた。

 豪ノ山について、この日稽古場に訪れた宮城野親方(元横綱・白鵬)は「素晴らしいね」と絶賛。また、霧島に対して何度も立ち向かっていく姿を見て「必死さが違う。これが(本当の)稽古だ」と、輝鵬や天照鵬ら自身の弟子たちに諭すように声を掛けていた。

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