新十両・向中野改め天照鵬「全部お手本になる」大栄翔や豪ノ山の押し相撲を学んだ21歳の誕生日

2023年09月07日 19:13

相撲

新十両・向中野改め天照鵬「全部お手本になる」大栄翔や豪ノ山の押し相撲を学んだ21歳の誕生日
時津風部屋で豪ノ山(右)と申し合い稽古を行う天照鵬(撮影・前川 晋作) Photo By スポニチ
 大相撲の新十両・向中野改め天照鵬(21=宮城野部屋)が7日、東京都墨田区の時津風部屋に出向いて11番の申し合い稽古を行った。
 関脇・大栄翔(29=追手風部屋)や幕内・正代(31=時津風部屋)、豪ノ山(25=武隈部屋)といった押し相撲の実力者の胸を借りた。自身の方が体重は重いが、前に出る圧力で完敗。「異次元というか、これが幕内上位の力なのかなとレベルの違いを感じました」。最後は大関・霧島(27=陸奥部屋)にも指名されて2番取った。

 新十両として臨む秋場所(10日初日、東京・両国国技館)へ、そして幕内へと目指していく今後への大きな学びも得た。「立ち合いの強さも出足も、手の伸び方もはじき方も、全部お手本になる」。当面は大栄翔や豪ノ山の相撲を目指していくつもりだ。

 この日は、21歳の誕生日。大勢の関取衆が集う部屋への出稽古は前日が自身にとって初体験で、大関と相撲を取ったのはこの日が初めてだった。忘れられない誕生日となり「すごいありがたいこと。よかったと思います」と感謝した。

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