小田　まさかの初戦敗退で4大大会3連勝ならず「弱い自分に負けた」　車いすの部開幕でいきなり…

2023年09月07日 02:30

テニス

小田　まさかの初戦敗退で4大大会3連勝ならず「弱い自分に負けた」　車いすの部開幕でいきなり… — 車いすの部男子シングルス1回戦でプレーする小田凱人 Photo By 共同

【テニス全米オープン第9日　車いすの部男子シングルス1回戦（ 2023年9月5日ニューヨーク　ビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンター）】車いすの部が始まり、男子シングルス1回戦で17歳の第1シード小田凱人（東海理化）がステファン・ウデ（フランス）に1―6、1―6でストレート負けし、4大大会3連勝はならなかった。

　まさかの初戦敗退で破竹の勢いが止まった。小田は4大大会3連勝の夢が破れ「優勝だけ目指してやっていた。1回戦で負けることは想像していなかった」とショックを隠せなかった。

　今年の全仏オープン、ウィンブルドン選手権はともに最年少で頂点に立ち、注目度の高まりを感じていた。「勝たないと駄目」との思いは力みを招き、動きが重かった。国枝慎吾さんのライバルだった52歳のウデの正確なショットの前に、第1セットを落とした。

　第2セットも流れを取り戻せず、出だしから4ゲーム連続で失った。持ち味の攻撃的なプレーは影を潜め、凡ミスはウデの6に対し、21を記録。「相手というより弱い自分に負けた」と自らを責めた。

　国枝さんの後継者として目覚ましい活躍を続けてきたが、まだ課題があることを思い知らされた。「負けを生かして頑張るとは言いたくない。負けは負け。自分にがっかり」と失意に暮れた。

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