【ラグビーW杯】スクラム担当の長谷川コーチ「十分、戦える形はできている」試合会場の芝状態には心配顔

2023年09月08日 00:10

ラグビー

【ラグビーW杯】スクラム担当の長谷川コーチ「十分、戦える形はできている」試合会場の芝状態には心配顔
練習後に取材を応じた日本代表の長谷川コーチ Photo By スポニチ
 8日に開幕するラグビーW杯フランス大会に出場する日本代表は7日、ベースキャンプ地のトゥールーズで報道陣に屋外練習を公開。公開された約15分間では、FWは練習を行わなかったものの、バックス勢がキック練習を行った。また渡仏後では初めて、ファンにも練習の一部を公開。終了後にはサインに応じるなど、交流を楽しんだ。
 練習後に取材に応じたスクラム担当の長谷川慎コーチは「(スクラムは)十分、戦える形はできている。ただ(対戦相手)4チームは全部組み方が違うし、レフェリーも違うし、距離も違う。あとちょっとの微調整で、全部はまる」と説明。勝敗を大きく左右するスクラムに手応えを示した。

 一方、懸念を示したのが、大会初戦となる10日のチリ戦、第3戦のサモア戦が行われるスタジアム・ド・トゥールーズの芝の状態。昨年11月、フランスと対戦した際には、表層とその下の土が塊となってめくり上がるなど足場が緩く、FW8人の総重量では軽い日本はスクラムで劣勢に。試合も17―35で完敗し、長谷川コーチは「凄く心配している。できることは少ない。(試合)前日に行くしかない」と話した。

 W杯初出場でベールに包まれた対戦相手のチリだが、「今は一昨年くらいからの試合の映像は手に入っている。直近のデータもある」と映像を入手し、分析は完了しているもよう。その上で、「去年と今年でスクラムの組み方が違うので、今年だけ見ている。今年はバック5が真面目で、ミスが少ない印象。コーチが変わったのかも知れない」と警戒した。

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