出利葉 予想外の?首位発進「何が良かったんだろう」ぶっつけ本番で小技さえた8バーディー

2023年09月07日 04:50

ゴルフ

出利葉 予想外の?首位発進「何が良かったんだろう」ぶっつけ本番で小技さえた8バーディー
15番、ティーショットを放つ出利葉太一郎(撮影・会津 智海) Photo By スポニチ
 【パンパシフィック大学ゴルフスーパーリーグby札幌リージェント倶楽部第1日 ( 2023年9月6日    北海道・札幌リージェントGC旧C、男子=7063ヤード、女子=6337ヤード、いずれもパー72 )】 男子個人戦は出利葉(いでりは)太一郎(日大4年)が8バーディー、1ボギーの65をマークし、カール・コーパス(サンノゼ州立大4年)とともに首位発進した。女子個人戦は酒井夏鈴(かりん、中部学院大1年)と島田紗(すず、東北福祉大4年)が70で首位に並んだ。団体戦は男子が日大、女子が福井工大がトップに立った。
 予想外の好発進だった。65をマークし首位に立った出利葉は「何が良かったんだろう」と首をひねった。

 先週はレギュラーツアーのフジサンケイ・クラシックに出場したものの初日79と出遅れて予選落ち。深いラフで左手を痛めるアクシデントにも遭った。5日は日本オープン最終予選に挑んだが、79を叩き本戦出場権を逃した。2戦ともプロ仕様の難しいセッティングに打ちのめされた。

 自信をなくして北海道入り。練習ラウンドなしのぶっつけ本番で臨んだが、小技がさえ面白いようにバーディーを奪った。1番パー5を2オン2パットで滑り出し、3番はチップインバーディー。9番、12番、15番、16番はアプローチをピンに絡めて伸ばし「フジサンケイも日本オープン予選も難しいコースだったのでやさしく感じた。初めてのコースなのでマネジメントも考えず狙った所に打った。それが良かったのかも」と分析した。

 時松隆光らが師事する篠塚武久氏に指導を受け、先輩プロ同様にテンフィンガーグリップを採用。21年日本アマ2位など実績を残してきた。ただ今年はスイングに迷いが生じ結果が出ていない。
 先週、日大の同僚・杉浦が下部ツアーで初優勝。先を越され「焦りもある」と言うが「同世代の活躍は励みになる。このスコアが(復調の)いいきっかけになればいい」と前向きに捉える。個人戦、団体戦の2冠を狙える位置で初日を終えた。出利葉は「このままいいプレーを続けたい」とうなずいた。(福永 稔彦)

 ◇出利葉 太一郎(いでりは・たいちろう)2001年(平13)5月12日生まれ、福岡県出身の22歳。8歳の時に父親の勧めでゴルフを始める。沖学園から日大に進学し現在4年生。得意クラブはウエッジ。1Wの平均飛距離は300ヤード。ベストスコアは62。1メートル80、90キロ。

 ▽競技方法 男子18校、女子13校が参加し、54ホールストロークプレー(各日18ホール)で争われる。個人戦は3日間の合計スコア、団体戦は男女ともに各日5人中上位4人の3日間の合計スコアで順位を決定。

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