柔道・斉藤立 コロナ隔離療養中に誓った「パリ五輪でリベンジ」上月スポーツ賞を受賞

2023年09月07日 13:32

柔道

柔道・斉藤立 コロナ隔離療養中に誓った「パリ五輪でリベンジ」上月スポーツ賞を受賞
<「上月スポーツ賞」表彰式>上月スポーツ賞を受賞した斉藤立(撮影・尾崎 有希) Photo By スポニチ
 世界大会等で活躍した選手を奨励する上月スポーツ賞の表彰式が7日、東京都内で行われ、昨年の柔道世界選手権の男子100キロ超級で銀メダルを獲得した斉藤立(国士舘大)が出席。来年のパリ五輪代表にも内定した柔道界のホープは「受賞はありがたいこと。これから気を引き締めて、パリ五輪へ頑張ろうと思う」と喜びを口にした。
 畳の上では無類の強さを誇る斉藤だが、他競技の選手や支援企業・団体の幹部らが集う式典は、「人見知りなので」と苦手としているようす。同じテーブルに着いた他競技の選手とも、あまり会話がなかったようで、「あまり存じ上げず、気まずかった」と苦笑いを浮かべた。

 パリ五輪に向けては「内定した日は(舞台に)立てるんだという気持ちだったが、次の日からは出るだけではいけない、金メダルを獲るために、1日1日大事にしている」とより一層、稽古にも力が入っているようす。東京五輪では日本柔道界の悲願とも言える男子最重量級と、新種目だった混合団体で金メダルを逃しており、「(混合団体は)東京でフランスに負けた。今度はパリでリベンジする。個人も団体も金メダルを獲りたい」と気合を入れた。

 その思いを強くした2年前の東京五輪をテレビで目の当たりにした時だったが、実はその当時、コロナに感染してホテル療養中だったという。「ちょうどコロナで隔離されていた。アパホテルにいて…。何しているのだろうと、鬱な気持ちだった」とまさかの初告白。「味覚もなくて、大変だった」と振り返ったものの、日本柔道の苦い敗戦は、しっかりと記憶に残している。

 最近ではバスケットボールのW杯で史上初めて3勝を挙げ、パリ五輪の出場権を獲得した男子日本代表に感化された。「ベネズエラ戦では大逆転した。やはり諦めないことが大事」と刺激を受けるととともに、「僕も3ポイントシュートを決めてみたい」と競技転向?にも興味を示していた。

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