【秩父巡業】大栄翔が地元の大声援に感謝 同会場は15年前の大きな決断に至った“思い出の地”

2023年10月11日 17:27

相撲

【秩父巡業】大栄翔が地元の大声援に感謝 同会場は15年前の大きな決断に至った“思い出の地”
明生(左)と申し合い稽古を行う大栄翔(撮影・前川 晋作) Photo By スポニチ
 大相撲の秋巡業が11日、埼玉・秩父市文化センターで行われ、関脇・大栄翔(29=追手風部屋)が幕内・明生(28=立浪部屋)や豪ノ山(25=武隈部屋)らと計7番の申し合い稽古を行った。
 土俵に上がる度に「埼玉県は朝霞市出身!」と場内アナウンスが流れ、地元のファンから大きな拍手と大声援。ぶつかり稽古では大関・貴景勝(27=常盤山部屋)が胸を出してさらに会場を盛り上げた。

 大栄翔は「ああやって盛り上がっていただいてありがたいです」と感謝。稽古後のトークショーにも登場し、地元出身力士として大人気の1日だった。

 秩父は思い出の地でもある。今から15年前、同じ会場で全国高校総体が開かれ、当時中学3年生だった大栄翔は見学に訪れた。高校の全国大会を初めて観戦。「ずっと憧れていた」という地元の強豪・埼玉栄高の激闘を間近で見て「団体戦のすごさを味わった。栄に行くきっかけにもなった」と進路を決める大きな転機となっていた。

 あれから15年、今では次期大関候補の役力士に。秋場所で10勝を挙げ、九州場所(11月12日初日、福岡国際センター)は成績次第では大関獲り継続の可能性もある。それでも「(今場所後の昇進は)もうなくなったと思って、0からの気持ちでやります」と気持ちは次へ切り替わっている。そして最後に「諦めているわけではないので」と付け加え、大関への強い思いをにじませた。

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