14日に箱根駅伝予選会 皇学館大率いる「交差点伝説」の寺田監督 「ボコボコ」覚悟も成長期待
2023年10月11日 11:30
駅伝
これも運命の巡り合わせか。その名ランナーが7月、皇学館大の監督に就任した。お膝元の伊勢神宮にゴールする全日本大学駅伝での最高成績17位超えが至上命令。11月の全日本は出場切符を逃していたため、就任直後から来年以降の足掛かりとして箱根予選会への出場を決めた。
「ボコボコにされると思う」。現実を見つめる指揮官だが「もっと戦えるように頑張りたいと思ってもらえる子が出てほしい」と願いを込める。3月には有志が立川での日本学生ハーフマラソンに出場。練習では週に1度は必ず20キロを走る。月間800~900キロを消化する選手もいる。毛利昂太主将(3年)を中心に準備を進めてきた。
わずか数十秒で天国と地獄を経験した指揮官は、一度のレースが人生を変える可能性があると知っている。「レベルがかなり高い選手たちと走る機会はそうない。感じたことをチームに還元してほしい」。来年の伊勢路へ。二度とない箱根予選会が皇学館大の“曲がり角”だ。 (大和 弘明)
▽皇学館大 三重県伊勢市に本部を置く私大。1882年創立。神職や教員の養成にあたり、1903年に官立の専門学校、40年に大学令による官立の神宮皇学館大に昇格。46年に神道指令により廃学となったが、62年に私大として再興。2008年創部の駅伝部は17年に全日本大学駅伝に初出場し、6年連続出場。17、20、21年の17位が最高成績。今年は1枠を懸けた東海地区選考会で名大に惜敗して2位。9日の出雲駅伝は18位。
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