【秩父巡業】貴景勝が場所後初のぶつかり稽古「早い段階で戻れれば」実戦稽古再開へ一歩前進

2023年10月11日 19:14

相撲

【秩父巡業】貴景勝が場所後初のぶつかり稽古「早い段階で戻れれば」実戦稽古再開へ一歩前進
ぶつかり稽古で朝紅龍(左)に胸を出す貴景勝(撮影・前川 晋作) Photo By スポニチ
 大相撲の秋巡業が11日、埼玉・秩父市文化センターで行われた。
 秋場所で4度目の優勝を果たした大関・貴景勝(27=常盤山部屋)が、秋巡業で初めてぶつかり稽古を行った。まず十両の申し合い後に土俵に上がり、十両・朝紅龍(25=高砂部屋)に重い胸出し。幕内の申し合い後には、地元・埼玉出身で埼玉栄高の先輩にあたる関脇・大栄翔(29=追手風部屋)に胸を出して会場を盛り上げ、その後は豪ノ山(25=武隈部屋)を相手に自身もぶつかり稽古を行った。

 今月4日の秋巡業初日には「いきなりやったらケガをする。戦える体をつくっていかないと」と徐々に体を慣らす方針を示していた。これまでは土俵下で四股やすり足などの基礎運動や上半身のトレーニングに注力。この日は「自分の稽古のために」とぶつかり稽古の押す側と受ける側を両方こなし、実戦稽古の再開へ一段階歩みを進めた。

 大混戦の優勝争いを制した秋場所は、いつもの場所よりも疲労が大きかったという。体重もいつも以上に減少。「落ちてしまった体を戻さないと。早い段階で戻れれば」と、綱獲りに挑む九州場所(11月12日初日、福岡国際センター)を見据えた。

 大関の胸を借りた朝紅龍は「重かったです…必死でした」と疲れ切った様子。同じ関西出身で小学生の頃からよく知っており「その時から雲の上の存在だった」という2学年先輩に稽古をつけてもらい「ありがたいの一言です」と感謝した。

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