“87歳の鉄人”金澤利翼 日本一決定戦「日本男子ボディビル選手権大会」最高齢出場記録を更新

2023年10月11日 11:08

スポーツ

“87歳の鉄人”金澤利翼 日本一決定戦「日本男子ボディビル選手権大会」最高齢出場記録を更新
第69回日本男子ボディビル選手権に出場した金澤利翼(撮影・猪俣 健) Photo By スポニチ
 筋肉美の最高峰を決める第69回日本男子ボディビル選手権大会が8日、東京・江戸川区総合文化センターで開催され、“鉄人”金澤利翼(かなざわ・としすけ=87、広島トレーニングセンター所属)が同大会の最高齢出場記録を更新した。今年は43人が出場したが、金澤の次の“高齢者”は、70、80代は1人もおらず、60代の合戸孝二(62=マッスルGYM)だった。
 金澤は、1960年代に年齢、体重などの体格関係なしのオーバーオール(無差別)で競われる同日本選手権で2度(60、63年)優勝しているレジェンド。競技歴は半世紀を超えるが、毎年好成績を残しており、8月27日に香川県高松市のレクザムホールで行われた「JBBF第35回日本マスターズ選手権大会」でも、新設された85歳以上級で優勝。通算16回目の日本一に輝いた。

 大会で好成績を残し続けるだけではなく、今月には、健康寿命が延び、見た目も若々しくなるというトレーニング本「頭イキイキ 腰痛・膝痛改善! 体の芯から若返る カナトシ式楽筋トレ」(講談社)を刊行するなど、競技の普及にも尽力。毎日の玄米ご飯、納豆、みそ汁の食事を健康の秘訣としている。

 昨年11月には、スペイン・サンタスサンナで開催されたIBBF世界選手権」のボディビルマスターズ60歳以上級に主催のIBBF(国際ボディビル・フィットネス連盟)からの招待による出場を果たしている。世界界マスターズ選手権の年齢別の上限は65歳以上級。2016年に80歳で出場した世界マスターズ選手権では、この65歳以上級6位に輝いているが、現在でも目標は、世界大会でのメダルを獲得だ。長寿の世界記録まで視野に入れ、130歳まで生きるつもりの金澤の挑戦はまだまだ終わらない。

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