深堀圭一郎、子供たちへエールのショット 広げる震災遺児の支援の輪

2023年10月11日 04:39

ゴルフ

深堀圭一郎、子供たちへエールのショット 広げる震災遺児の支援の輪
1番、ティーショットを放つ深堀(撮影・大城 有生希) Photo By スポニチ
 【スポニチチャリティーゴルフシニアプロアマ大会2023 ( 2023年10月10日    茨城県 太平洋クラブ美野里C=男子シニア6460ヤード、アマ6032ヤード、女子シニア5553ヤード、アマ5249ヤード、いずれもパー72 )】 震災遺児を支援するチャリティー大会として開催された。男女シニア18人、アマチュア54人が参加。3年連続の出場となる深堀圭一郎(55=フォーラムエンジニアリング)らが大会を華やかに盛り上げた。集まったチャリティー金48万円は毎日新聞東京社会事業団を通じ、震災遺児を応援する「毎日希望奨学金」に寄付された。
 柔らかな表情に満足感が漂った。2年連続のチームVには1打届かなかったが、深堀は「ゲストの皆さんと楽しく回れて、とても有意義な時間を過ごすことができました」と心地よさそうに額の汗を拭った。

 今年で13回目を迎えたチャリティー大会。昨年、一昨年は新型コロナウイルス感染症に対する医療支援を目的に開催されたが、今回は東日本大震災などの震災遺児への応援がテーマだった。

 「こういうチャリティーは一過性ではなく長く続けることが大事ですよね」と話す通り、自らも20年以上前から病気の子供とその家族のための滞在施設「ドナルド・マクドナルド・ハウス」の運営をサポートするチャリティー活動に力を注いできた。

 今年初挑戦した全米プロシニアでは米国で同じ「ドナルド・マクドナルド・ハウス」の支援活動を行っているディッキー・プライドと親交を深めた。

 「チャリティーをやっていることで縁ができて、交友の輪が広がりました」と笑顔で振り返る。

 今季は昨年の国内シニアツアー賞金ランク4位の資格で海外シニアツアーのメジャー3試合に出場し、全米プロシニアでは45位に入った。米ツアー挑戦の先駆者である尾崎直道に「おまえのゴルフならチャンスはある」と背中を押されたのがきっかけだった。

 「足りないことだらけでしたけど凄くワクワク感があった。チャンスがあったらまた挑戦したい。この経験を次の世代にもつないでいけたら」と55歳はこれからもシニアツアーとチャリティー活動を両輪にゴルフ界を盛り上げていく。

 ≪“エージシューター”73歳高橋、次は「60台で」≫高橋は73歳ながらシニアのシード選手として活躍している。今季7試合に出場し予選落ちは先週の日本プロシニアの1試合だけだ。腰の脊柱管狭窄(きょうさく)症に悩まされながらも「出られる限りは恥ずかしいプレーはできない」という。今季はツアーで早くも6回、エージシューターの異名を取っているが「記録は評価できても、上位に入らないと。60台でのエージシュート」が新たな目標だ。

 ≪会場は「TOTO」の舞台≫会場の太平洋クラブ美野里コースは、11月には米LPGA公式戦「TOTOジャパンクラシック」(スポニチ主催)の舞台となる。表彰式で松井功・日本プロゴルフ協会相談役が「今年の猛暑の中、いいグリーンに仕上がり、凄い戦いが期待できる」と語れば、女子ツアーのテレビ解説、コース設定にも関わる塩谷も「米ツアーで頑張っている日本の選手に優勝争いをしてもらいたい」と期待した。

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