ラクロス 1908年以来120年ぶり正式採用に前進 世界最速の格闘球技 日本は男女表彰台狙える

2023年10月11日 04:45

五輪

ラクロス 1908年以来120年ぶり正式採用に前進 世界最速の格闘球技 日本は男女表彰台狙える
120年ぶりの採用が濃厚なラクロス Photo By スポニチ
 28年ロサンゼルス五輪の大会組織委員会は9日、追加競技候補として野球・ソフトボール、フラッグフットボール、ラクロス、スカッシュ、クリケットの5競技を国際オリンピック委員会(IOC)に提案したと発表した。
 ラクロスは1908年ロンドン五輪以来、120年ぶり3度目の正式採用に前進した。28年アムステルダム五輪、32年ロサンゼルス五輪、48年ロンドン五輪では公開競技として実施。開催国となる米国はプロリーグの人気が高く、公開競技時代を含めて過去4度の五輪に代表チームを送り込んでおり、復活をプッシュしていた。

 シュートは時速150キロを超え、世界最速の格闘球技と称される。日本代表は男子が今年のW杯で5位、昨年のワールドゲームズでは銅メダルを獲得した。女子も22年W杯で5位に入っており、男女ともに表彰台を狙える位置にいる。日本協会は「総会で正式決定するまでコメントは控えさせていただきたい」との談話を出した。

 ▽ラクロス 北米の先住民に親しまれ、17世紀に欧州からの入植者が取り入れて競技として発展させた。クロスと呼ばれる先端に網が付いたスティックで直径6センチの硬質ゴムボールを操り、ゴールを狙って得点を競う。五輪では1904年セントルイス大会と08年ロンドン大会で実施され、公開競技としても48年ロンドン大会まで3度行われた。日本に約350チームあり、競技人口は国内約1万3500人、世界約90万人。28年は6人制で提案された。

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