「スラムダンク」井上雄彦さんの次男・慶邦主将の駒大苫小牧は初戦敗退「キャプテンとして情けない」

2023年12月23日 20:23

バスケット

「スラムダンク」井上雄彦さんの次男・慶邦主将の駒大苫小牧は初戦敗退「キャプテンとして情けない」
試合後、肩を落とす駒大苫小牧メンバー(撮影・武田 政樹)                                                                                                             Photo By スポニチ
 【バスケットボール全国高校選手権第1日 ( 2023年12月23日 )】 男女各60チームが出場して開幕し、1回戦が行われた。男子は漫画「スラムダンク」の作者・井上雄彦さん(56)の双子の次男・慶邦主将(3年)の所属する駒大苫小牧(北海道)が広島皆実(広島)に72―81で敗れた。
 ベンチスタートの井上は4分39秒の出場で無得点に終わった。第1Q残り20秒からコートに立ち、直後に3点シュート。第4Qにも2本の3点シュートを放ったが、決められなかった。背番号は父・武彦さんの描いた天才シューター三井寿と同じ14。3本の3点シュートが不発に終わり「プレータイムをもらってもチャンスをつかめなくて、キャプテンとして情けない結果になってしまった。もっとやれたな、というのが正直なところ。3年間積み上げたものがこういう形で終わってしまうのは悔しい」と涙した。

 北海道大会からコートに立つ時間は短かったが、ひたむきな姿勢と部員をまとめるキャプテンシーでチームに貢献してきた。「何回もやめたくなって、挫折も何回もしたが、チームメート、先生に支えてもらった。皆に支えてもらったキャプテンだったので恩返しできなくて悔しい」。双子の兄・大道さんは米国にバスケ留学中。父・井上武彦さんがスタンド観戦する前で目標に掲げた8強入りはならなかったが、全力のプレーを見せた。

 今後の進路は未定。「ウィンターカップで結果を出すことしか頭になかったので、まだこの先のビジョンは浮かんでいない」としつつも「このような形で引退というのは10年間やってきたバスケの終わり方としては気持ち良くない。こういう大舞台に戻ってきて1勝でもできるようにここからまた努力していきたい」と競技を続ける意向を示した。

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