五十嵐カノアが五輪制覇よりも大切にしていること「海を守ること。ずっとの目標」資生堂イベントで熱弁

2023年12月23日 20:43

サーフィン

五十嵐カノアが五輪制覇よりも大切にしていること「海を守ること。ずっとの目標」資生堂イベントで熱弁
資生堂ブループロジェクトのイベント冒頭であいさつする五十嵐カノア Photo By スポニチ
 サーフィンの東京五輪銀メダリストで、来年のパリ五輪代表にも条件付きで内定している五十嵐カノア(木下グループ)が23日、横浜市内でアンバサダーを務める海洋保全活動「資生堂ブループロジェクト」のイベントに参加。子供50人を含む約200人の参加者に、奇麗な海を未来へ残すことの大切さを訴えた。
 4歳からサーフィンを始め、母親から「その前に勉強や宿題を片付けること」「必ず日焼け止めを塗ること」と2つの約束事を口酸っぱく言われていたという五十嵐。当時から海洋汚染に影響を与えない資生堂の日焼け止めを使っており、海を守ることには人一倍の思いを持っている。「なるべくサンゴを守ることを大切にしている。ペットボトルを少なくする、海に行ったらゴミを拾うなど、ちょっとしたことでも(多くの人が取り組めば)大きなインパクトになる」と呼びかけた。

 同プロジェクトでは世界各地でビーチクリーン活動を行い、今年はパリ五輪の会場となるフランス領ポリネシアのタヒチでサンゴの植樹も行ったという。サンゴ礁は海の熱帯林と呼ばれるなど、豊かな海を守るための土台。「目標は五輪金メダルと世界王者になることだけど、それ以上に大切にしていることは、海を守ること。子供たちにも奇麗な海を楽しんでもらいたいから、それがこれからのずっとの目標」と語気を強めた。

 米カリフォルニア州を拠点に1年中、世界を飛び回って活動する五十嵐だが、現在はクリスマス休暇で、家族とともに帰国。子供たちには青色のサンタクロース帽子を被ってプレゼントを渡し、「家族と一緒にいるだけで、日本にいるだけでリラックスできるし、リカバリーできる」と柔和な笑みを浮かべた。

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