伯桜鵬が左肩手術後初の実戦稽古でいきなり28番「楽しかった」脱臼の不安なくなり強さ健在

2024年01月04日 15:49

相撲

伯桜鵬が左肩手術後初の実戦稽古でいきなり28番「楽しかった」脱臼の不安なくなり強さ健在
幕下の大谷(左)らと計28番の申し合い稽古を行った伯桜鵬 Photo By スポニチ
 大相撲の元幕内で西幕下5枚目の伯桜鵬(20)が4日、東京都墨田区の宮城野部屋で初場所(14日初日、東京・両国国技館)へ向けての稽古を行った。
 左肩の手術から4カ月。リハビリを経て先月26日から土俵での稽古を再開し、この日は術後初めての実戦稽古を行った。幕下の大谷(24)や三段目の美(22)、石井(21)らを相手にいきなり28番。新入幕で11勝を挙げた名古屋場所以来約半年ぶりの実戦だったが、ブランクを感じさせない強さを見せた。

 鋭い立ち合いや攻めのうまさは健在で、相手を一気に圧倒する内容も。「自分自身の稽古なので」と納得いくまで取り続けて27勝1敗だった。最後は十両・天照鵬(21)の胸を借りてぶつかり稽古。さすがに28番取って疲れたのか、息も絶え絶えだった。

 稽古を終えると「楽しかったです」と率直な感想を述べた。「前は(稽古中に)どこで肩が外れるか…と思い切りできなくて相撲にならなかった。ちょっと当たって外れるということももちろんないので、思い切りできるというのはうれしい」。脱臼癖のあった左肩を手術したことで不安なく取れるようになり、強烈な左おっつけや左からの投げも見られた。

 初場所初日まであと10日。「出ると思って調整している。出たいという気持ちは一番強い」と3場所ぶりの出場へ気持ちを高めた。稽古を見守った師匠の宮城野親方(元横綱・白鵬)は「ようやくって感じだな」としみじみ。それでも完全復活への期待値が高いだけに「全然まだまだですよ」とさらなる改善を求めた。

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