会社に行きたくないとき、「悩む」より先に行うべきこととは[心理カウンセラー回答]

2024年01月04日 09:00

会社に行きたくないとき、「悩む」より先に行うべきこととは[心理カウンセラー回答]
年末年始やGWなどの大型連休後は、会社や学校に行きたくないと感じる人も多いでしょう。週末後の月曜日、ブルーマンデーになるパターンも少なくありません。そんなときの対処法は? 心理カウンセリングやメンタルトレーニングの普及活 […]

年末年始やGWなどの大型連休後は、会社や学校に行きたくないと感じる人も多いでしょう。週末後の月曜日、ブルーマンデーになるパターンも少なくありません。そんなときの対処法は?

心理カウンセリングやメンタルトレーニングの普及活動を行う、“心の専門家”養成スクール・アイディアヒューマンサポートサービスカウンセラー監修「「朝、会社行きたくない」どうしたらいい? 心理カウンセラーが回答」のコメントとともに紹介します。

会社に行きたくないとき、「悩む」より先に行うといいこと

行きたくないという感情にフォーカスすると、ネガティブな感情は強いので、行動が止まってしまいます。そこで有効なのは、行動にフォーカスをする「行動療法」です。

行動療法は、心のない心理学とも言われていて、行動から感情にアプローチをしていくものです。

感情ではなく行動にフォーカスを当てる

たとえば、朝起きて「(会社・学校)行きたくないな」と感情にフォーカスすると、起きるのがつらくなってしまいますが、まずは起きて朝日を浴びる、鏡の前で笑顔をつくる、お気に入りの洋服を着る、歩くときは軽快に歩くなど、行動することにフォーカスをしてみましょう。

行動を変えると感情もそれに合わせようとするので、行きたくないというネガティブな感情が抑えられてきます。

行動ポイント例:まずエアコンのスイッチを入れる、スマートフォンを見る、ベッドから出る…

朝日を浴びるのは有効

また、朝起きたときに朝日を浴びることで、幸せホルモンと言われている「セロトニン」が増えるので、心を安定させてくれます。

毎朝のルーティンとしてぜひ取り入れてみて下さい。

エディターの体験談:「行きたくないな」「やりたくない」などという感情が出てきた時点で、それが大きくなる前に問答無用でやってしまうようにしています。たとえば「ベッドから出る」「窓を開ける」から始めます。好きなコーヒーや飲み物などを目当てにベッドから起きることが多いですね。

「仕事に行きたくない」が毎朝続くときは?

行かなければならない、行くのは当たり前のこと、こんなことで休んではいけないなど、社会通念上の価値観に縛られてしまっているかもしれません。

社会人としての責任感があり、自分を律していくことができ、まわりからの信頼もあると思います。

ただ、「~すべき」「~でなければならない」「~しなければならない」という価値観に沿わない自分を受け入れられず、できない自分を厳しく責めてしまったり、そんな自分ではダメだと自己否定感でしんどくなってしまうこともあるかと思います。

自己肯定感が低くても大丈夫:自己肯定感、「低いとダメで、高めるべき」なのか【心理専門家が回答】

「行く」「行かない」を自分の意志で決めてみる

縛りを強くすればするほど、無意識の抵抗が強くなり反発してきます。もっとひどくなると“強制的に休ませてやるぞ“と、怪我をしたり病気になることもあります。

そんなときは、行っても行かなくてもどっちでもいいけれど、“行く”と決めるのはどうでしょうか。

人は自分が自分に約束したことは守ろうとしますし、自分で決めたことしかやらない生き物です。行きたくないなというときは、強制でなく能動的に切り替えてみてください。

こちらもおすすめ:仕事やめたい、でも2~3年は続けたほうがいい?心理カウンセラーが回答

※本記事はMELOSで公開された記事『「朝、会社行きたくない」どうしたらいい? 心理カウンセラーが回答』の一部を再編集したものです。

<Text:編集部>

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