区間賞の石川1区・五島「最後は泣きそうになった」 被災地に笑顔を届けた

2024年01月14日 17:35

駅伝

区間賞の石川1区・五島「最後は泣きそうになった」 被災地に笑顔を届けた
<都道府県対抗女子駅伝>2区の猿見田裕香(左)にタスキを渡す石川1区五島莉乃(撮影・須田 麻祐子) Photo By スポニチ
 【全国都道府県対抗女子駅伝 ( 2024年1月14日    たけびしスタジアム京都発着の9区間42・195キロ )】 1区(6キロ)で序盤から飛び出した石川の五島莉乃(26=資生堂)はそのまま18分49秒で区間賞でたすきを渡した。「沿道から絶えることなく『石川、石川、石川』って応援してもらえて最後は泣きそうになった」と温かい声援に感謝した。
 能登半島地震の際、五島は帰省をすませて北陸新幹線で東京に向かっていた。「富山を出たあたりで止まっちゃって12時間、缶詰めになりました」と話す。地震の被害が分かり始めると「災害のニュースを見るたびに心が苦しくなった」という。

 それでも駅伝に参加したのは「私たちの走りで元気を届けられたら」の思い。最終的に石川は43位でゴールしたが、最後まで笑顔で走ろう…の思いは貫いた。

 五島は会場に設けられた震災の募金コーナーを訪れて「ありがとうございます」と深く頭を下げた。「たくさんの人が石川を支援していただいてありがたい。日本のみなさんは本当に優しいですね」とチームを代表して感謝していた。

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