3場所ぶり復帰の伯桜鵬が白星発進「緊張した」「最悪な相撲だった」1分の熱戦制すも反省しきり

2024年01月14日 15:22

相撲

3場所ぶり復帰の伯桜鵬が白星発進「緊張した」「最悪な相撲だった」1分の熱戦制すも反省しきり
<大相撲初場所・初日>廻し待ったがかかる矢後(右)と伯桜鵬(撮影・藤山 由理) Photo By スポニチ
 【大相撲初場所初日 ( 2024年1月14日    東京・両国国技館 )】 元幕内で西幕下5枚目の伯桜鵬(20=宮城野部屋)が矢後(29=押尾川部屋)を下し、昨年名古屋場所14日目以来176日ぶりの白星を挙げた。
 自身より身長で7センチ、体重は20キロも大きな相手に左四つで胸が合う苦しい体勢に。内掛けを狙って揺さぶるも上手が取れず、相手に両まわしをガッチリ引かれたところで“まわし待った”。再開後は左四つがっぷりから攻め込まれたところを右から振って崩して上手投げで勝負を決めた。

 まわし待ったをはさむ約1分の大熱戦。自身よりも大きな相手と胸が合ってしまい「最悪な相撲だった」と振り返った。本場所の土俵に上がるのは、幕内で千秋楽まで優勝争いを演じた昨年名古屋場所以来。「凄く緊張して動きが硬かった。もっとリラックスしていきたい」としきりに反省していた。

 昨年初場所の初土俵から所要1場所で新十両、3場所で新入幕とともに史上最速記録を打ち立て、名古屋場所でいきなり11勝を挙げる大活躍。しかし左肩の状態が思わしくなく、8月末に手術に踏み切った。約4カ月間のリハビリを経て今月4日から実戦稽古を再開。3場所ぶりの復帰を果たした。

 今場所の出場は、最後まで師匠の宮城野親方(元横綱・白鵬)と話し合いを重ねた上での決断。「まだ稽古が中途半端な中で出場を認めてくれたので、(自身の決断の)責任は重いと思う。勝って恩返しをしないといけない」と気を引き締めた。“令和の怪物”完全復活へ、まずはなんとか白星をつかみ取った。

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