【バスケットボール】現役高校生・絈野夏海5得点「夢のよう」女子日本代表紅白戦

2024年01月14日 19:15

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【バスケットボール】現役高校生・絈野夏海5得点「夢のよう」女子日本代表紅白戦
紅白戦で5得点を挙げた絈野夏海(撮影・福永稔彦) Photo By スポニチ
 パリ五輪世界最終予選(2月8日開幕、ハンガリー)に出場するバスケットボール女子日本代表候補が14日、群馬・高崎アリーナで公開紅白戦と壮行会を行った。紅白戦は一般に公開され、8分×4クオーター制で行われ、白組が72―63で黒組に勝った。
 唯一の現役高校生として注目されている絈野(かせの)夏海(18=岐阜女子高3年)は計5得点にとどまった。

 白組で途中出場した絈野は、なかなかボールに触れることができなかったが、馬瓜エブリンのアシストから3点シュートを決めてリズムをつかむと、ドライブでゴール下に切れ込んでレイアップシュートも沈めた。

 「最初は緊張して固いシュートから入ったけど、チャンスの時に3ポイントとドライブを決め切れて正直うれしい」とほっとしたように笑みを見せた。

 ただ、その後は3点シュートを立て続けに外すなど見せ場をつくれなかった。

 「固くなった。シュートを打ち切れたのは良かったけど、シュートを決め切るところが足りない。厳しいプレッシャーの中でも、決め切るところはこれから上げていきたい」と反省も口にした。

 昨年末のウインターカップでは、大会新記録の27本の3点シュートを成功させた逸材も洗礼を受ける形になった。
 2月の五輪予選では代表候補20人から12人に絞り込まれる。「実力が足りていないので、上げていかないとチャンスはない。チャンスをつくるために自分に負荷を掛けていかないといけないと実感した」と危機感をにじませた。

 それでも憧れてきた日本代表選手たちと同じコートに立ったことは高校3年生にとって貴重な経験となった。「夢のようというか、自分の努力の結果でこういうものが得られたと思うので、凄くうれしい。学ぶこともたくさんあったし、いい機会をいただきありがたく思っている」とうなずいた。

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