張本美和「五輪と同じ気持ちで」初出場で緊張も「自分らしく」 兄・智和「堂々としている」

2024年02月09日 04:55

卓球

張本美和「五輪と同じ気持ちで」初出場で緊張も「自分らしく」 兄・智和「堂々としている」
兄・智和(左)と笑顔で並ぶ張本美和(撮影・小海途 良幹) Photo By スポニチ
 卓球でパリ五輪の出場権獲得が懸かる世界選手権団体戦(16日開幕、韓国・釜山)に臨む日本代表が8日、都内で練習を公開した。団体戦要員の3枠目でパリ五輪代表に滑り込んだ張本美は世界選手権も初出場となる。
 4大会連続銀メダルの日本女子の目標は中国を撃破しての53年ぶりの優勝。また、準々決勝に進出すれば五輪団体の出場権を獲得し、五輪シングルス2枠を得る。急成長中の15歳は「五輪代表になって注目され、今まで以上に結果も出さないといけない立場。世界選手権は初めてなので緊張しているけど、自分らしくプレーしたい」と意気込んだ。

 昨年5月の世界選手権南アフリカ大会はサポートメンバーとしてチームに同行。「あの時は自分がコートに立ちたい気持ちが何より強かった」という思いを成長につなげた。「あの時の出たいという気持ちを今回の舞台で見せたい。五輪と同じ気持ちで頑張れたら」。世界選手権がパリへの試金石となる。

 ≪兄・智和はエースの自覚≫男子の張本智はエースの自覚を口にした。前回の22年中国・成都大会は準決勝の中国戦で2勝を挙げる活躍。一方で1次リーグのルーマニア戦で黒星を喫するなど仲間に助けられた部分もあった。「団体戦はカバーし合うのが大事」とした上で「自分はカバーする側。ルーマニア戦のような間違いは起こさない。エースとして中国勢以外には全て勝つ。そして中国に挑戦したい」と力を込めた。妹・美和の五輪代表入りにも言及。「僕のことよりもうれしい。僕のアドバイスが必要ないぐらい堂々としている」と目尻を下げた。

この記事のフォト

おすすめテーマ

2024年02月09日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム