初戦快勝のバスケ女子日本・恩塚監督「走り勝つところを、攻撃でも守備でもやり切ってくれた」

2024年02月09日 02:30

バスケット

初戦快勝のバスケ女子日本・恩塚監督「走り勝つところを、攻撃でも守備でもやり切ってくれた」
日本女子バスケットボール・恩塚監督 Photo By スポニチ
 【バスケットボール女子パリ五輪世界最終予選   日本86-75スペイン ( 2024年2月8日    ハンガリー・ショプロン )】 バスケットボール女子パリ五輪世界最終予選が8日(日本時間9日)に4会場で開幕。日本(世界ランキング9位)は初戦でスペイン(同ランキング4位)に86-75で勝利して、パリ五輪出場へ王手をかけた。
 試合後、恩塚亨監督は「チームで勝ち取った勝利。本当にうれしい」と充実感を見せた。

 試合前には選手に「いいトレーニングをして、いい準備をしてきたので、あとは自分たちの力を信じて、日本のバスケットをやり抜こう」「そのために必要なのはエネルギー。コート上の5人だけではなく、選手全員で出してやり切ろう」と伝えて送り出した。

 チーム力を結集しての見事な勝利。勝因については「走り勝つところを、オフェンスでもディフェンスでも選手がしっかりやり切ってくれた」と目論見通りの結果となった。

 また、五輪出場には王手となったが「1戦必勝で、ワンプレー、ワンプレー、勝つためにチームで力を合わせて戦い抜きたい」と次戦に目を向けた。

 日本は1月上旬から20人による代表候補合宿をスタート。段階的に選手を絞り込み、開幕前日の7日に登録メンバー12人を発表した。“走り勝つシューター軍団”をコンセプトに身長1メートル60台のポイントガードを4人を選出。センター登録は高田真希(34=デンソー)の1人しかいない。平均身長はスペインの1メートル83に対し、1メートル74。インサイドの戦いで不利なメンバー構成だが、恩塚監督は「速さ、しつこさ、チームワークでは明らかに世界に優位に立てる」と自信を示していた。

 21年東京五輪銀メダルの日本の入ったハンガリー開催の組はスペイン、世界5位のカナダ、世界19位の地元ハンガリーが同居。国際バスケットボール連盟(FIBA)が公式サイトで“死の組”と紹介する激戦グループだ。日本は9日にハンガリー、同11日にカナダと対戦。4カ国中上位3位に入れば、3大会連続の五輪切符を獲得する。

 ▽バスケットボール女子パリ五輪世界最終予選 中国、ベルギー、ブラジル、ハンガリーの4会場で8~11日に開催。16チームが4組に分かれて総当たりのリーグ戦を行う。既に出場権を得ている開催国のフランス、22年W杯優勝国の米国が入る組は、この2カ国を除いた上位2チームが出場権を得る。パリ五輪は12チームが参加。21年東京五輪銀メダルの日本の入ったハンガリー開催の組はスペイン、世界5位のカナダ、世界19位の地元ハンガリーが同居。国際バスケットボール連盟(FIBA)が公式サイトで“死の組”と紹介する激戦グループだ。日本は9日にハンガリー、同11日にカナダと対戦。4カ国中上位3位に入れば、3大会連続の五輪切符を獲得する。

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