関脇復帰確実の若元春「言葉にできない思い」優勝&準優勝力士破った初場所の複雑な胸中明かす

2024年02月09日 16:12

相撲

関脇復帰確実の若元春「言葉にできない思い」優勝&準優勝力士破った初場所の複雑な胸中明かす
若隆元(右)と申し合い稽古を行う若元春(撮影・前川 晋作) Photo By スポニチ
 大相撲の幕内・若元春(30)が9日、東京都中央区の荒汐部屋で稽古を行った。
 申し合いでは、幕下・大賀(21)、三段目・丹治(17)、若隆元(32)の3人を相手に11番。稽古をつけながらも、自身が得意とする左四つからの厳しい攻めも見せた。

 初場所では10勝を挙げて殊勲賞を獲得。横綱・照ノ富士(32=伊勢ケ浜部屋)から初金星も挙げた。1分40秒の熱戦の末に左四つから攻めきった一番を振り返り「今まで頑張って勉強してきたことがしっかり出たかな」と手応え。それでも「過去のことを考えている時間があったらもう先のことを考えないといけない。また新しいことを勉強して常に成長し続けられるように」と慢心せず貪欲な姿勢を見せた。

 初場所では、照ノ富士と優勝決定戦を争って場所後に大関昇進を果たした琴ノ若(26=佐渡ケ嶽部屋)にも勝利。優勝力士と優勝同点力士を倒していただけに「その2人に勝っているのに自分がその戦い(優勝争い)に入っていけないのは悔しい。言葉にできない思いもあります」と複雑な胸中を明かした。

 春場所(3月10日初日、エディオンアリーナ大阪)は2場所ぶりの関脇復帰が確実な状況。「番付へのこだわりはもともとないので、上がると言っても意識しないでその日できることを一生懸命やる」と無欲を強調した。

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