新大関・琴ノ若「栄で培った6年間の教えを胸に精進」新しい化粧まわしは豪栄道と同じ黒色の予定

2024年02月10日 06:13

相撲

新大関・琴ノ若「栄で培った6年間の教えを胸に精進」新しい化粧まわしは豪栄道と同じ黒色の予定
埼玉栄高の全国大会優勝祝賀会であいさつする琴ノ若。中央は貴景勝、右は大栄翔(撮影・前川 晋作) Photo By スポニチ
 埼玉栄高の全国大会優勝祝賀会が9日、さいたま市内のホテルで開かれ、同校OB11人の関取や親方を含む角界関係者が来賓として出席した。
 新大関・琴ノ若(26=佐渡ケ嶽部屋)も出席。「おかげさまで大関に昇進することができました。これからも栄中学・高校で培った6年間の教えを胸に精進して参ります」とあいさつした。

 豪栄道、貴景勝に続く同校OB3人目の大関誕生。それを祝して新しい化粧まわしの目録が贈呈された。新十両昇進時に贈られるスクールカラーのオレンジ色ではなく、紫か黒の大関仕様。「貴景勝関が紫色なので、東西から違う化粧まわしで出られるかなと」。かつて豪栄道が使用した物と同じ、全体が黒色で下の馬簾(ばれん)が金色のデザインにする予定だ。

 大関・貴景勝(27=常盤山部屋)、関脇・大栄翔(30=追手風部屋)も含め、日本出身の番付上位3人を埼玉栄出身者が独占している。「お互い刺激し合っていければいいかなと思います。貴景勝関と一緒に全体を引っ張り上げて、上位が栄で盛り上がるといいですね」。角界の一大勢力となった埼玉栄勢のさらなる繁栄を願った。

 同校OB関取らが多数集結。火花を散らす土俵上とは対照的に、会場は笑顔であふれた。この日ばかりは「敵ではないというか、同じ(高校)出身として過ごせる」と苦楽をともにした仲間たちとのひとときを楽しんだ。「ここに来てよかったと思います。あの時の気持ちがあるからこそ今がある。本当に土台を作っていただいたので、そこを忘れずまた上に向かって精進していきたいです」。母校の先輩後輩、恩師の山田道紀監督らへの「感謝の気持ち」を述べ、誓いを新たにした。

この記事のフォト

おすすめテーマ

2024年02月10日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム