【バドミントン】パリ五輪出場へ奥原希望「もう後がない」アジア団体選手権出発

2024年02月10日 10:51

バドミントン

【バドミントン】パリ五輪出場へ奥原希望「もう後がない」アジア団体選手権出発
成田空港で取材に応じる奥原希望(撮影・福永稔彦) Photo By スポニチ
 バドミントンのアジア団体選手権(13日開幕、マレーシア・セランゴール)に出場する日本代表が10日、出発前に成田空港内で取材に応じた。
 今大会は、男女の国別対抗戦トマス杯、ユーバー杯のアジア予選を兼ねており、男女とも4強以上に与えられる出場権を目指す。

 女子の主将を務める奥原希望は「団体戦で初めてキャプテンの大役を任され不安もあるけど、心強いチームのみんながいる。力を合わせて、いい結果を取ってユーバー杯につなげたい」と意気込みを示し「良い時は予選も優勝して、ユーバー杯も優勝して団体戦(のタイトル)を総なめにした。優勝を目指して頑張りたい。私は今年のユーバー杯に重きを置いている。もう一度強い日本をお示ししたい」と18年以来となるユーバー杯制覇への強い意欲を口にした。

 昨年12月の全日本総合選手権決勝で右脚を痛めて途中棄権したが、負傷の影響はもうないという。1月下旬から海外を転戦し、インドネシア・オープンでは準優勝という好成績も残しており「体の状態も、パフォーマンスも本当に良くなってきた。今大会も自信を持ってしっかり戦いたい」とうなずいた。

 今大会は世界ランクのポイントが付与されパリ五輪代表選考にも関わってくる。奥原は現在世界ランク20位で日本勢3番手。同14位で日本勢2番手の大堀彩を上回らなければ、最大2枠の女子シングルス代表に入ることはできない。

 際どい立場にいる奥原は「五輪レースのことは考えずに団体戦をしっかり戦いたい」と言いながらも、今大会出場を決断した経緯について「私の中ではもう後がないので、チャンスがあるなら出るしかないと考えている」と五輪出場の可能性を広げたい思いがあったことを吐露した。

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