【クロスボーダーラグビー】和製コルビだ!根塚洸雅がトライと跳躍力で魅了「どんどん上を目指す」

2024年02月10日 20:13

ラグビー

【クロスボーダーラグビー】和製コルビだ!根塚洸雅がトライと跳躍力で魅了「どんどん上を目指す」
<東京ベイ・チーフス>空中戦に競り勝つ東京ベイ・根塚(右)(撮影・吉田 剛) Photo By スポニチ
 【クロスボーダーラグビー2024最終戦   東京ベイ30―35チーフス ( 2024年2月10日    東京・秩父宮ラグビー場 )】 リーグワン昨季4強とスーパーラグビー(SR)パシフィックの2チームによる初の国際交流試合は最終戦を迎え、リーグワン昨季王者の東京ベイはSR昨季2位のチーフスに30―35で敗戦。そんな中で先発したWTB根塚洸雅(25)は前半25分に一時逆転のトライを奪うなど、存在感を発揮した。
 互いに蹴り合いとなった序盤は抜群の跳躍力で相手の大型ウイングとの競り合い、マイボールの確保に貢献。前半10分頃にはトライには結びつかなかったものの、大きなゲインでスタジアムを沸かせた。そして最大の見せ場は同25分。味方がつくったチャンスでSO岸岡のロングパスを右端で受け取ると、あえて相手FW2人の間に切り込み、最後はジャージーをつかまれながらもトライを奪った。

 「小さい頃から見ていた(SRの)チームと対戦できて、シンプルにうれしかった。その中で自分のプレーができた」

 エンジンの掛かり始めた前半29分に早々と交代。実は2日前の練習で左ふくらはぎを痛めていたといい、満身創痍(そうい)の状態だったというから末恐ろしい。22年6月のウルグアイ戦で代表初キャップを獲得し、昨秋のW杯フランス大会の出場を目指していたものの、ケガの影響もあって目標の舞台に届かず。それでもスケールアップした姿を見せつけ、「トップでも活躍できる自信が付いた。どんどん上を目指したい」と目を輝かせた。

 試合を見守った日本代表のエディー・ジョーンズ・ヘッドコーチは超速ラグビーを掲げ、体の小さな日本人のモデルロールの1人に南アフリカ代表のWTBチェスリン・コルビ(東京SG)を挙げる。サイズはコルビの1メートル72、80キロに対し、根塚は1メートル73、82キロとほぼ互角。試合を観戦したコルビとも言葉を交わしたという根塚が、27年W杯に向けて“和製コルビ”への進化を目指す。

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