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“不可解判定負け”の永山竜樹がメダル獲得に臨みつないだ!敗者復活戦で気迫の世界1位討ち 3位決定戦へ

2024年07月27日 23:47

柔道

“不可解判定負け”の永山竜樹がメダル獲得に臨みつないだ!敗者復活戦で気迫の世界1位討ち 3位決定戦へ
永山竜樹 Photo By スポニチ
 【パリ五輪第2日 柔道 ( 2024年7月27日    シャンドマルス・アリーナ )】 柔道男子60キロ級に永山竜樹(ながやま・りゅうじゅ、28=SBC湘南美容クリニック)が27日、敗者復活戦で世界ランキング1位の楊勇緯(26=台湾)を破り3位決定戦に駒を進めた。
 準々決勝でまさかの敗戦となった永山が気力を振り絞った。気持ちを切り替えて臨んだ一戦で意地を見せ、メダル獲得に望みをつないだ。相手は現世界ランキング1位。しかし、気迫にあふれた表情で投げ技を連続で繰り出す。指導の数では劣勢、しかも一度認められた技ありが取り消される展開でも集中力を切らさなかった。そして4分終了間近に再び技ありを奪い勝負あり。それでも執念の寝技を見せる鬼気迫る柔道で銅メダル決定マッチに駒を進めた。

 準々決勝。まさかの展開で23年世界王者のフランシスコ・ガリゴス(スペイン)に一本負けを喫した。寝技に持ち込まれ、「待て」が掛かったものの、絞め落とされたと判断され、一本が宣告されたもの。この判定に本人は納得できず、約5分間も畳の上で滞留。古根川実コーチが審判団に抗議も、判定は覆らず、最後は諦めるように試合会場を去った。

 準々決勝までのセッション終了後には、金野潤強化委員長、鈴木桂治監督、古根川コーチが改めて審判団の元へ赴き、判定の経緯を問いただした。通常、「待て」が掛かった後に技の判定が下されることはなく、不可解なジャッジに納得できず。鈴木監督は「これが国際柔道連盟の柔道精神ですか」「待ての後も締め続けるのを許可したんですか」と抗議する場面もあった。

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