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【男子バスケット】篠山竜青 初戦ドイツ撃破の鍵は八村のリバウンドと河村のドライブ

2024年07月27日 12:00

バスケット

【男子バスケット】篠山竜青 初戦ドイツ撃破の鍵は八村のリバウンドと河村のドライブ
男子バスケット日本代表の河村勇輝と八村塁 Photo By スポニチ
 競技が本格的にスタートする27日に、8強入りを目指すバスケットボール男子は午後8時30分から1次リーグ初戦でドイツと対戦する。世界で活躍する選手を擁する日本代表の見どころやキーマンを、元日本代表主将でBリーグ川崎の篠山竜青(36)が語った。
 昨年のW杯を制したドイツは総合力の高いチームだ。司令塔のシュレーダー(ネッツ)が起点となって攻撃を組み立て、インサイドが強く、シューターもそろっている。(2メートル11の)モリッツと(2メートル8の)フランツのワーグナー兄弟(ともにマジック)は着実に仕事をしてくる。打倒米国の一番手のチームといえる。

 W杯での日本は前半リードされながらも、守備で我慢して相手の体力を削り、終盤で逆転する試合が多かった。ただ、初戦のドイツ戦では後半互角の勝負ができたものの、前半の22点差をひっくり返すことはできなかった。ドイツほどの実力国相手に前半で大きく離されると逆転は難しい。できればリードして、無理でも10点差ぐらいでついていって第4Qに入れれば面白い戦いになる。

 日本はハーフコートでの5対5の攻防の時間を減らし、コートを大きく使ってズレをつくって戦うのが理想だ。鍵を握るのはW杯にはいなかった八村選手だ。W杯ではドイツとのリバウンド力の差が大きかった。相手に簡単なシュートを打たせず、リバウンドを拾うことが大事で、八村選手が強さと高さを生かしてリバウンドを取れれば、日本の得意な速い攻撃につなげられる。八村選手は自分でそのままボールを運べるのも強みだ。相手の守備がそろう前に攻撃を仕掛けることができれば、ファウルをもらう回数も増える。

 もう一人キープレーヤーを挙げるならば、それは河村選手だろう。守備ではシュレーダーに前から当たって、イライラさせることが重要な仕事。攻撃ではスピードを生かしたドライブで相手の脅威になってほしい。攻守でフルスロットルの活躍を期待している。

 ゲームの入りが大切だ。相手に先にタイムアウトを取らせるような展開で少しでも慌てさせて、勝つ可能性を上げていきたい。1次リーグ突破のためには3戦で2勝したいところ。どこも強敵だが、初戦が重要だ。(元日本代表主将)

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