日本ハム・池田が5回無失点　開幕ローテ入り引き寄せる好投　「いいものを見せられた」

2021年03月19日 20:23

野球

日本ハム・池田が5回無失点　開幕ローテ入り引き寄せる好投　「いいものを見せられた」 — ＜中・日OP＞力投する先発の池田（撮影・椎名　航） Photo By スポニチ

【オープン戦中日2―1日本ハム（ 2021年3月19日バンテリンD ）】日本ハム・池田隆英投手（26）が開幕ローテーション入りをグッと引き寄せた。2月末に楽天からトレード移籍すると、3度目のオープン戦登板も5回を2安打無失点。計10イニング無失点と新天地でも結果を残している。

　「ここまで順序よくこれたんじゃないかと思います。（首脳陣にも）いいものを見せられたと思う」。マウンドから降りた池田は大きく深呼吸しながら、切り出した。

　いきなり迎えたピンチを鮮やかに切り抜けた。初回1死一、二塁で打席には18年首位打者のビシエド。それでも焦りはない。「落ち着いて整理しながら、狙い通り取れたかなと思います」とカットボールで遊ゴロ併殺打に。「自分の中では小さいスライダーとして投げてます。真っ直ぐを対応してきたように見えたので、ちょっと曲げておこうかなと」。3回以降は140キロ後半の直球もさえ、3イニング連続三者凡退に片付けた。

　5回72球を投げ終えると「いっぱいいっぱい」と苦笑いしつつ、体の開きを意識的にずらしつつ打者のタイミングを外す投球には「上沢エースの影響ですね」と即答。「ファイターズに来てから、どういった意図で投げたらいいかを重要視するようになった」と話した。16年ドラフト2位右腕は、新天地にも溶け込みつつある。　母校・創価の先輩でもある栗山英樹監督（59）は試合前に「結果をつかみ取ってほしい」と語っていたが、開幕ローテ入りへ大きく前進する好投だった。