中日・福谷 開幕直前のフォーム変更の意図明かす 「1年間戦うため。去年追い求めたら長くなりそう」

2021年03月19日 20:34

野球

中日・福谷 開幕直前のフォーム変更の意図明かす 「1年間戦うため。去年追い求めたら長くなりそう」
<中・日OP>右腕を下げたテークバックで投球する福谷(撮影・椎名 航) Photo By スポニチ
 【オープン戦   中日2ー1日本ハム ( 2021年3月19日    バンテリンドーム )】 大胆策が奏功した。開幕投手を務める中日・福谷が6回無失点。テークバックに入るまで右腕をだらりと下げた投球フォームに変えて、日本ハム打線をわずか1安打に抑えこみ「自分の球を投げられたのが一番の収穫」とうなずいた。
 前回10日の西武戦で3回10失点と大炎上。キャンプ中から悩み続けてきた「トップがつくれない」という課題を解決するため、翌11日にフォーム変更を決意。「腕が後ろにいかないように」という狙いで、特に参考にした投手こそいないものの周囲からは「(元巨人の)岩隈さんと言われました。岩隈さんを意識して(右腕を)下げたわけではない」としながらも日米通算170勝右腕のような投球フォームにチェンジした。

 開幕直前のフォーム変更は異例中の異例。「勇気は要りましたが去年の自分を捨てようかなと今はやっている」と過去にとらわれず、進化を求めた。

 先発転向2年目の昨季8勝を挙げ、今季は開幕投手という大役を担う。ただ、「開幕に合わせようというより、1年間戦うため。去年良かったからと追い求めてズルズルいく方が、長くなりそう」とフォームのチェンジは開幕戦の白星のためではなく、あくまで1年間、先発として仕事を果たすためと強調。

 「今日、打たれてもこれだけ自分はもがいているんだぞ、と出すつもりだった」と現状に満足せず常にレベルアップを続ける右腕らしい挑戦といえる。

 開幕前最後の登板で結果を残し「成果が出て良かった。もっと良い状態で(開幕戦の)広島に入れるよう調整したい」と汗をぬぐった。

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